「YZF-R7 遅い」と感じている方も多いかもしれませんが、このバイクには多くの魅力があります。
この記事では、YZF-R7のスペックや実際のパフォーマンスに基づき、その本質を探っていきます。
特に、YZF-R6との違いを詳しく解説しながら、YZF-R7がなぜ一部で「不人気」と言われるのか、その理由も考察します。
さらに、ユーザーからのレビューを参考にしながら、燃費性能や日常の使い勝手にも触れて、YZF-R7の真価を確認していきましょう。
この記事では以下のことがわかります。
・YZF-R7が「遅い」と感じる理由とその背景について理解できる
・YZF-R7のスペックやR6との違いについて理解できる
・YZF-R7の燃費性能やコストパフォーマンスの良さを把握できる
・YZF-R7が「不人気」と言われる理由とその評価のバランスを知ることができる
以下の記事ではYZF-R6について解説しています。
比較されている方はぜひ♪
YZF-R7は遅い?スペックと性能から考える
YZF-R7は、その扱いやすさやコストパフォーマンスの高さで人気のスポーツバイクですが、一部のライダーからは「遅い」と感じられることもあります。
ここでは、YZF-R7のスペックや性能を詳しく見ながら、なぜそのように感じるのかを解説し、このバイクの魅力と実力を再確認していきます。
YZF-R7のスペックを徹底解説
YZF-R7は、ヤマハが誇る中型スポーツバイクの一つで、パワー、軽量性、コストのバランスに優れたモデルです。
このバイクは日常の街乗りからツーリング、そしてワインディングまで幅広く活躍できる性能を持っています。
以下では、そのスペックを細かく見ていきましょう。
エンジン性能と出力
YZF-R7には、689ccの並列2気筒エンジンが搭載されています。
このエンジンは最大出力73馬力を発揮し、特に中低速でのトルク感が特徴です。
高回転型のエンジンとは違い、低回転からも力強い加速が得られるため、街乗りや峠道での走行が非常にスムーズです。
また、必要以上に高回転を維持しなくてもパワーを感じられるので、燃費効率も良く、ライダーに負担をかけません。
軽量な車体と取り回しの良さ
YZF-R7の車両重量は188kgと、同クラスのスポーツバイクと比較しても軽量です。
この軽さは取り回しのしやすさに直結し、特に都市部での渋滞時や駐車スペースでの操作性が抜群です。
835mmのシート高はやや高めですが、スリムな車体設計がそれを補い、足つき性も悪くありません。
初心者でも比較的安心して扱えるバイクと言えるでしょう。
燃料タンクと航続距離
燃料タンクの容量は13リットルと、ややコンパクトに感じられるかもしれません。
しかし、YZF-R7は燃費性能に優れており、街中での走行では満タンで500km以上走行可能です。
定速で走行した場合には、最大で41.6km/Lもの燃費を記録することもあります。
これにより、ガソリンスタンドを頻繁に探す必要もなく、ロングツーリングでも快適な走行が楽しめます。
スポーツ走行に適した装備
YZF-R7には、スポーツ走行に適した様々な装備が標準で搭載されています。
例えば、アシスト&スリッパークラッチは急激なシフトダウン時に後輪のロックを防ぎ、滑らかな操作が可能です。
また、倒立フォークやラジアルマウントのブレーキキャリパーが装備されており、これによりブレーキング時の安定感やコーナリング時のレスポンスが向上します。
これらの装備は、ワインディングロードやサーキットでの走行にも十分対応できるレベルです。
初心者にも優しい設計
YZF-R7のもう一つの大きな魅力は、操作のしやすさです。
軽量なボディと安定感のあるエンジン特性のおかげで、バイク初心者でも安心して乗ることができます。
特に、スリッパークラッチやABSが標準装備されているため、突発的なシフトミスや急ブレーキにも対応でき、安心感が増します。
日常使いでも楽しく、安全に乗れる設計となっているのは大きなポイントです。
YZF-R7は、扱いやすさとパフォーマンスを両立したバイクです。
街乗りでもツーリングでも、幅広いシーンで楽しめるバイクとして非常に高い評価を得ています。
YZF-R7とYZF-R6の違いはどこ?
イメージ画像:当サイトにて作成
ヤマハの人気スポーツバイクであるYZF-R7とYZF-R6は、どちらもスーパースポーツバイクとして高い評価を受けていますが、エンジン特性や使用用途に大きな違いがあります。
ここでは、それぞれの特徴を比較し、どのようなライダーに向いているのかを見ていきましょう。
エンジン性能の違い
YZF-R6は599ccの並列4気筒エンジンを搭載しており、高回転域での圧倒的なパワーが特徴です。
最高出力は120馬力にも達し、特にサーキットでの高速走行やコーナリングでその真価を発揮します。
エンジンの特性からも、YZF-R6はサーキットやハイスピードクルージングを楽しむライダーに最適です。
一方で、YZF-R7は689ccの並列2気筒エンジンを搭載しており、トルク重視の設計がなされています。
73馬力の出力は、R6に比べて控えめですが、低中速域でのスムーズな加速が得意です。
これにより、街中での扱いやすさが格段に向上しており、日常の移動やツーリングにもぴったりです。
用途に応じた設計の違い
YZF-R6は、スーパースポーツバイクとしてのポジションを強調しており、サーキット走行をメインにした設計です。
例えば、高性能なサスペンションや電子制御装備が充実しており、精密なライディングが求められる環境でそのパフォーマンスを最大限に発揮します。
これはR6がライダーに高い技量を要求する一方で、究極の走行体験を提供することを意味しています。
これに対してYZF-R7は、街乗りやツーリングに最適な設計となっており、より広範囲で扱いやすいモデルです。
低速でのトルクが豊富で、ストップ&ゴーの多い都市部でも快適に走行できることが魅力です。
さらに、YZF-R6ほど高い技量が求められないため、初心者や中級者ライダーにとっても親しみやすいバイクです。
価格と装備の違い
YZF-R6は、そのハイエンドな電子制御装備や高性能パーツにより、R7と比較すると高価格帯に位置しています。
最新のトラクションコントロール、クイックシフター、スリッパークラッチなど、レース用装備が標準搭載されているため、性能重視のライダーには理想的です。
一方、YZF-R7は必要最低限の装備に留めることでコストを抑えていますが、それでもアシストスリッパークラッチやABS、倒立フォークなど、必要な機能はしっかりと装備されています。
価格も比較的手頃で、スポーツバイクとしての楽しさを手軽に体験できるモデルです。
どちらを選ぶべきか?
YZF-R6は、サーキットや高回転域での走行を追求したいライダーに最適で、ハイスピード走行やレースを楽しむための装備が充実しています。
価格も高いため、ハイパフォーマンスを求めるライダーに向いています。
一方、YZF-R7は、街乗りやツーリングをメインに楽しむライダーに向いており、パワーと扱いやすさのバランスが取れたバイクです。
コストパフォーマンスも高く、初心者から中級者まで幅広いライダーにおすすめです。
YZF-R7の燃費性能はどうなのか
YZF-R7はスポーツバイクながら、燃費性能がなかなか優れています。
実際の公道走行での燃費は、約24.6km/Lとされています。
さらに、定速で走行した場合は最大で41.6km/Lの燃費を記録することもあります。これは、普段の街乗りやツーリングでもガソリン代をあまり気にせずに楽しめるバイクといえるでしょう。
13リットルのタンク容量が少なく感じるかもしれませんが、満タンで500km近く走れるので、長距離ツーリングもバッチリです!
バイクのパワーと燃費が両立している点が、YZF-R7の大きな魅力ですね。
ライディングポジションはきついのか?
YZF-R7のライディングポジションは、スーパースポーツらしく少し前傾姿勢です。
そのため、長時間乗ると手首や肩に負担がかかることがあります。
特に、初めての大型バイクでこのポジションに慣れていない方には「きつい」と感じるかもしれません。
ただ、YZF-R7は本格的なスーパースポーツモデルに比べると少し優しめの設計。
ポジションに慣れてくれば、コーナリング時の安定感や操作性がとても楽しく感じられるでしょう。
肩や腰に負担がかからないライディングフォームを身につけると、もっと快適に乗れるはずです!
YZF-R7が遅いと感じる理由と魅力
イメージ画像:当サイトにて作成
このパートでは少しでもYZF-R7のパフォーマンスを向上できるような施策を紹介していきます。
後半部分ではレビューまとめとして所有者の感想を要約していますので最後まで読んでいただけたら幸いです。
YZF-R7の電子制御はどうなっている?
YZF-R7は、シンプルながらも必要な電子制御がしっかり備わっています。
スーパースポーツモデルでありながら、派手な電子デバイスは少ないですが、アシスト&スリッパークラッチが装備されていて、急なシフトダウンでも後輪がロックしにくくなっています。
また、ABS(アンチロック・ブレーキ・システム)も標準装備なので、ブレーキング時の安定性が確保されています。
これにより、街乗りでも峠道でも安全に走行ができ、特に初心者にも優しい設計です。
必要な機能をしっかり抑えつつ、シンプルな構成でライディングを楽しめるのが特徴です。
マフラー交換で得られる効果
YZF-R7のマフラーを交換すると、主に3つの効果が期待できます。
まず、音質の変化です。
ノーマルマフラーだと少し物足りないという声もありますが、カスタムマフラーに変えることで、より迫力のあるサウンドが楽しめます。
次に、軽量化です。
純正マフラーは重量があるため、カーボンやチタン製のマフラーに交換することでバイク全体の軽さが増し、操作性が向上します。
そして最後に、パフォーマンスの向上。
特に低中速のレスポンスが良くなり、よりスムーズな加速が可能になります。
ただし、マフラー交換は車検対応のものを選ぶことが重要です。
ECU書き換えでパフォーマンス向上
YZF-R7では、ECU書き換えをすることでパフォーマンスの向上が期待できます。
具体的には、燃料噴射や点火タイミングを最適化することで、スロットルレスポンスが良くなり、特に低中速域での加速力がアップします。
これにより、街乗りやツーリングがさらに快適になります。
ただし、書き換えには注意が必要です。
専門のショップでの作業が推奨され、車検に対応しているかも確認しておきましょう。
また、燃費が悪化することもあるため、バランスを考えた設定が大事です。
YZF-R7はなぜ不人気なのか?
YAMAHA公式
YZF-R7が一部で「不人気」と言われる理由は、スーパースポーツバイクとしては控えめなパワーにあります。
特に、リッターバイクや4気筒エンジンのモデルと比べると、73馬力の並列2気筒エンジンは物足りないと感じる人がいるかもしれません。
また、ポジションが前傾であるため、長距離ツーリングには不向きだという意見もあります。
ただし、
- 価格
- 燃費
- 維持費
を考慮すると、コストパフォーマンスの高いバイクであることは間違いありません。
ターボ装着は現実的なのか?
YZF-R7にターボを装着することは技術的には可能ですが、現実的にはあまりおすすめできません。
ターボを装着することで、大幅なパワーアップが期待できる一方で、エンジンや冷却システムへの負荷が大きくなるため、耐久性に影響を与える可能性があります。
また、ターボキット自体の費用も高く、装着には専門的な技術が必要です。
500,000円くらいかかるかも・・・・泣
さらに、ターボ車にすることで、メンテナンスの頻度が増え、燃費も悪化することが予想されます。
そのため、YZF-R7のバランスの良さを崩したくない方には、ターボ装着はあまり現実的ではないかもしれません。
YZF-R7の総合レビューまとめ
YZF-R7は、軽量なボディと扱いやすいパワーが魅力のフルカウルスポーツバイクです。
並列2気筒エンジンは73馬力と控えめながら、公道での扱いやすさを重視したチューニングが施されています。
燃費性能も優秀で、日常のツーリングや街乗りには十分なパフォーマンスを発揮します。
ただし、前傾姿勢のライディングポジションは、長距離ツーリングには少しきついかもしれません。
また、一部のライダーはパワー不足を感じるかもしれませんが、バイク初心者や中級者には、コスパが高く、ちょうど良い選択肢と言えるでしょう。
YZF-R7が遅いと感じてしまう理由を総括
- YZF-R7は73馬力の並列2気筒エンジンを搭載している
- 高速走行時に安定感があり街乗りでも扱いやすい
- 並列4気筒のYZF-R6に比べパワーは控えめ
- 低速域でもトルクがありスムーズな加速が特徴
- 街乗りやツーリングで使いやすい設計になっている
- 燃費は約24.6km/L、定速走行で最大41.6km/Lを記録する
- 13リットルのタンクで満タン時に500km走行可能
- 前傾姿勢のライディングポジションが「きつい」と感じる人がいる
- スポーツバイクらしくシンプルな電子制御を装備
- ABSやアシストスリッパークラッチが標準装備されている
- マフラー交換で音質や軽量化、パフォーマンス向上が期待できる
- ECU書き換えで加速力やスロットルレスポンスが向上する
- 一部ではパワー不足が不人気の理由とされる
- ターボ装着は可能だがメンテナンスや耐久性に影響が出る
- 初心者や中級者向けのコスパが高いバイクとして評価される
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