CB400SFは、ホンダが長年にわたり改良を重ねてきた名車として、多くのライダーから愛されてきました。
中古バイク市場でも人気が高く、今でも「CB400SF おすすめ 年式」と検索して、どの年式を選べばよいか悩む人は少なくありません。
とくに、買うならどの年式がコスパがよいのか、スペックや装備にどんな違いがあるのか、そして不人気のカラーやスペック3の特徴なども気になるポイントではないでしょうか。
このページでは、CB400SFの年式による違いをわかりやすく解説し、初心者でも迷わず選べるように「おすすめの年式」や「中古車選びのコツ」、「最高速や加速性能」などもしっかり紹介していきます。
生産終了を迎えた今だからこそ、将来の価値や注意点もふまえながら、あなたにぴったりのCB400SFを見つけるための情報をまとめています。

この記事では以下のことがわかります。
- 年式ごとのCB400SFの性能や装備の違いがわかる
- コスパの良いおすすめの年式が判断できる
- 中古購入時の注意点や選び方が理解できる
- 不人気カラーやモデルごとの特徴が把握できる
CB400SFのおすすめの年式を徹底比較!


- 買うならどの年式が狙い目?
- 不人気のカラーは避けるべきか?
- スペック3の特徴とメリット
- nc31とnc39の違いをチェック
- 最終型で進化したポイントと評価
買うならどの年式が狙い目?


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CB400SFを中古で購入するなら、2014年~2017年の年式がもっともバランスが良く、狙い目といえるでしょう。
この期間のモデルは、
- 性能
- 装備
- 価格
のすべてがちょうどよくまとまっており、多くのライダーにとって満足度が高いからです。
まず、2014年以降のモデルでは、ホンダ独自のVTEC機構が改良されており、低速域の扱いやすさと高速域でのパワーを両立しています。
さらに、ABS(アンチロック・ブレーキ・システム)を標準装備またはオプションで選べるようになった点も見逃せません。
ブレーキの安全性は、街乗りでもツーリングでも安心感を高めてくれます。
中古市場を見ても、この年代のCB400SFは台数が比較的豊富で、コンディションの良い車体も見つけやすい傾向があります。
新しすぎず古すぎないため、価格もこなれていてコストパフォーマンスが良いのが特徴です。
一方で、2018年以降の年式になるとさらに新しい装備が加わりますが、その分価格も高くなりやすいです。
予算に余裕がある方には検討の余地がありますが、コスパ重視で選びたい方には2014〜2017年式がおすすめです。
不人気のカラーは避けるべきか?


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CB400SFの購入にあたって、「不人気カラーだからやめたほうがいいのでは?」と悩む人も少なくありません。
しかし、カラーはあくまで見た目の問題であり、自分が気に入っているなら大きな問題にはなりません。
気に入った色に乗ることで、愛着もわきやすく、長く楽しく付き合っていけるバイクになります。



ただし、気になる点があるのも事実です。
たとえば、再販を考えている人にとっては、不人気カラーは売却時に不利になる場合があります。
中古市場では黒・赤・青などの定番カラーが好まれる傾向にあり、それ以外の色は査定価格がやや下がりやすいからです。
また、派手すぎるカラーや限定カラーなどは、好みが分かれるため売れ残るリスクが上がります。
一方で、そうしたカラーは市場での人気がない分、価格が安く設定されていることも多く、予算を重視する人にとっては逆にメリットになります。
要するに、見た目重視で「この色がいい!」と思えるなら、不人気カラーでも気にする必要はありません。
ただし、将来の売却やリセールを重視するなら、定番カラーを選んでおく方が安心です。
スペック3の特徴とメリット


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CB400SF「スペック3」は、2004年に登場したモデルで、それまでのモデルからいくつかの面で進化を遂げたバージョンです。
スペック3は、性能だけでなく快適性も向上しており、初心者からベテランライダーまで幅広く支持されています。



まず注目すべきは、VTECエンジンの改良です。
これによって、低回転時のトルクがよりスムーズになり、街乗りでの操作がしやすくなっています。
一方で、高回転域ではVTECが切り替わり、爽快な加速を体感できるため、ツーリングやスポーツ走行でも十分楽しめます。



さらに、足まわりの強化もポイントです。
フロントフォークの剛性が高められ、ブレーキ性能も向上しています。
これにより、安定感のある走りと、しっかりした制動力を両立。長距離のライディングでも疲れにくく、安全性も高まっています。



また、スペック3は見た目のデザインにも磨きがかかっており、メーターや外装の仕上げも高品質です。
中古市場でも状態の良い車両が多く、価格帯も落ち着いているため、非常に手が出しやすいモデルといえるでしょう。
このように、CB400SFスペック3は「性能・乗りやすさ・価格」の3つがうまくかみ合ったモデルです。
これからCB400SFを始めたい方にも、自信を持っておすすめできる1台です。
nc31とnc39の違いをチェック


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CB400SFにはいくつかの型式がありますが、その中でも「nc31」と「nc39」はとくに比較されやすいモデルです。
両者は見た目が似ていても、中身には明確なちがいがあります。
NC31の特徴
まず、nc31はCB400SFの初期型で、1992年から1998年ごろまで販売されていました。
このモデルはVTECがまだ搭載されていないため、エンジンのパワーの出方はシンプルです。
扱いやすいという声もありますが、最新のモデルに比べるとどうしても古さが目立ちます。
ブレーキやサスの性能も、今の基準ではやや物足りないと感じる人もいるかもしれません。
NC39の特徴
一方で、nc39は2002年から登場したモデルで、ここから本格的にVTEC機構が導入されました。
これにより、低速と高速でエンジンの性格が切り替わり、街乗りもツーリングも楽しめるバイクになっています
また、メーターや外装、サスペンションなども強化され、走りの安定感が増しています。
このように、nc31は「昔ながらの素直なバイク」、nc39は「現代風に進化したCB400SF」といえるでしょう。



価格はnc31のほうが安めですが、快適性やパワーを求めるならnc39を選ぶ人が多いです。
最終型で進化したポイントと評価


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CB400SFの最終型は、2018年モデルを指します。
このモデルでは、長年の改良を重ねた集大成として、多くの部分が高い完成度に仕上がっています。
まず目立つのは、LEDヘッドライトの採用です。
夜間の走行でも視認性が高く、消費電力も少ないため、実用性と安全性がアップしています。
また、外観もシャープになり、より現代的でスポーティな印象になりました。
次に、エンジン性能もよりスムーズになっています。
VTECはより自然に切り替わるよう調整されており、アクセル操作に対しての反応がよくなっています。
街中では扱いやすく、高速道路ではパワフルな走りを見せるなど、シーンを問わず乗りやすさを感じるでしょう。
評価としては、「完成されたネイキッドバイク」との声が多く、乗り心地・性能・デザインのバランスが非常に良いモデルです。
ただ、そのぶん中古でも価格が高めに設定されており、予算に余裕がある人向けといえます。
このように、最終型はCB400SFの魅力をすべて詰め込んだ1台であり、長く乗り続けたい人には特におすすめできます。
初めてバイクを買う人にも安心してすすめられるモデルです。
CB400SFのおすすめの年式は?違いと選び方


バイクブロスより引用
- 年式による違いを解説
- 中古車選びのコツと注意点
- CB400SFは高すぎ?価格の目安
- おススメの人はこんなタイプ
- 最高速と加速性能で見る年式比較
- CB400SFの生産終了と今後の価値
年式による違いを解説


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CB400SFは長年にわたり改良がくり返されてきたバイクです。
そのため、どの年式を選ぶかによって、装備や乗り心地に差があります。
初期型のnc31(1992年〜)
たとえば、初期型のnc31(1992年〜)はシンプルな作りで、VTEC機能がまだありません。
そのぶん、エンジンの特性がわかりやすく、初心者でも乗りやすいというメリットがあります。
ただ、サスペンションやブレーキ性能は今と比べて物足りなさを感じるかもしれません。
2002年以降のnc39
2002年以降のnc39になると、VTECが搭載され、走りにメリハリが出てきます。
さらに2007年以降の「SPEC3」ではマフラーや排ガス規制に対応した改良が入り、環境性能もアップしました。
2014年以降
2014年以降はデジタルメーターやLEDライトなどが追加され、見た目も機能も近代的になっています。
2018年の最終型は、そのすべての進化が詰まった完成形と言えるでしょう。
このように、年式ごとにCB400SFの性格は変わります。
見た目だけでなく、中身の違いにも目を向けることが大切です。
中古車選びのコツと注意点


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CB400SFを中古で買う場合、価格だけで決めてしまうのはあまりおすすめできません。



チェックすべきポイントはいくつかあります。
まず、走行距離よりもメンテナンス履歴を重視しましょう。
いくら走行距離が少なくても、オイル交換や点検をサボっていた車両は劣化が進んでいることがあります。
整備記録があるかどうかを確認するのが安心です。
次に、社外パーツの多いバイクにも注意が必要です。
カスタム車は見た目がかっこいい場合もありますが、ノーマルに比べて故障リスクが高いことがあります。
とくに、マフラーやサスペンションが変わっている車両は、音がうるさかったり乗り心地が変わっていたりすることも。
また、年式によっては部品の供給が少なくなっているモデルもあります。
古い年式を選ぶ場合は、今後も修理ができるかどうかを事前に調べておくと安心です。
お店選びも大事なポイントです。
購入後の保証や整備体制がある販売店を選べば、トラブルがあっても対応してもらいやすくなります。
CB400SFは高すぎ?価格の目安


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CB400SFの中古車価格は、バイク全体の中でもやや高めと言われています。
とくに近年は、ネイキッドバイクの人気が再び高まっていることもあり、価格が上がりやすい状況です。
たとえば、走行距離が少なく、状態の良い最終型(2018年式)は80万円〜100万円ほどすることも珍しくありません。
年式が古くなると価格は下がりますが、それでも40万〜60万円台が多い印象です。
ここで注意したいのが、「安ければお得」という考え方です。
価格が安い車両には、それなりの理由があることが多いです。
外装の傷、整備不足、部品の劣化など、あとで修理にお金がかかるケースもあります。
また、CB400SFは国産バイクの中でも信頼性が高く、長く乗ることができるモデルです。そのぶん、多少高くても「コスパがいい」と考える人も少なくありません。
価格だけで判断せず、自分がどんな乗り方をしたいのか、どこまで予算を出せるのかをはっきりさせたうえで選ぶと、あとで後悔しにくくなります。
おススメの人はこんなタイプ


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CB400SFは幅広いライダーに向いているバイクですが、特におすすめできるのは「扱いやすさ」と「安心感」を求める人です。
まず、教習所でも使われているくらい、バランスのとれた操作性が強みです。
はじめての中型バイクとして選ばれることが多く、ビギナーでもすぐに乗りこなせます。
それだけでなく、ある程度バイクに乗り慣れている人にとっても、安心して長く付き合える一台になります。
また、街乗りからツーリングまで幅広く使えるのもポイントです。
パワーがありすぎない分、アクセルの反応もマイルドで、神経質にならずにのんびり走ることができます。
毎日の通勤や、週末のゆったりしたツーリングにもぴったりです。
「カスタムにあまり興味がなく、ノーマルの状態で長く楽しみたい」という人にも向いています。
純正状態で完成度が高いため、大きな改造をしなくても十分満足できます。
このように、CB400SFは「安心して乗れる中型バイク」を探している人にこそ、しっかりハマるモデルです。
最高速と加速性能で見る年式比較


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CB400SFは年式ごとにエンジン性能や制御方式が少しずつ変わってきました。
とくに加速や最高速の面では、モデルによってわずかな違いがあります。
初期型のnc31はVTECがなく、エンジンの回転の上がり方はスムーズですが、加速感は控えめです。
スロットルの反応が穏やかなので、初心者には安心ですが、スピードを求める人には少し物足りないと感じるかもしれません。
一方で、2002年以降のnc39からはVTECが搭載され、回転数に応じてバルブの切り替えが起きます。
この切り替わるポイントで力強い加速が出るため、スポーティな走りをしたい人には楽しいフィーリングです。
最高速は年式を問わずおおよそ180km前後ですが、体感としてはVTEC付きの方が加速の勢いがあります。
さらにスペック3以降になると排気規制にも対応しながら、トルクの出方も調整され、全体的にスムーズなパワーが出るようになりました。
このように、スピード感や加速重視ならVTEC搭載以降のモデル、安定重視なら初期型も選択肢になります。
CB400SFの生産終了と今後の価値


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CB400SFは2022年で正式に生産終了となりました。
これは、排ガス規制などの環境面への対応が難しくなったことが大きな理由です。
これにより、新車での入手は不可能になり、今後は中古市場にある車両だけが頼りになります。
つまり、今後は「数が減る一方のバイク」として、価値が上がっていく可能性があります。
実際、最終型に近い年式の車両はすでに価格が上がっており、人気も高くなっています。
とくにノーマルの状態が保たれている個体や、走行距離の少ない車両はコレクターからも注目されている状況です。



ただし、今後長く乗るには部品の確保がポイントになります。
ホンダが純正部品の供給をどこまで続けてくれるかによって、維持のしやすさが変わってきます。
それでも、CB400SFは歴史ある名車です。
生産終了となった今だからこそ、「価値があるバイク」として、じっくり乗り続ける楽しさがあります。
CB400SFのおすすめの年式と違いを総括
- 2014年〜2017年式は価格・性能・装備のバランスが優秀
- ABSやVTECの改良で扱いやすさと安全性が向上
- 不人気カラーでも自分の好みなら気にしなくてよい
- リセールを考えるなら定番カラーを選ぶのが無難
- スペック3は走行性能と快適性の両立が魅力
- 初期型nc31は素直な特性で扱いやすいが古さはある
- nc39はVTEC搭載で街乗りと高速走行の両立が可能
- 最終型(2018年)は完成度が高く見た目も近代的
- LEDヘッドライトやスムーズなVTEC切替が特徴
- 年式によって装備やエンジン特性に大きな差がある
- 中古車は整備履歴やカスタム状況をよく確認する
- 格安車両は故障や追加出費のリスクが高い
- CB400SFは価格が高めだが信頼性と満足度が高い
- 加速感やトルク重視ならVTEC搭載モデルが合う
- 生産終了により今後は中古市場での価値が上がる可能性が高い
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