こんにちは。バイクライフハック、運営者の「いっしん」です。
最近はスマホひとつで何でも買える便利な時代になり、メルカリなどのフリマアプリでバイクを探している方も増えていますね。「相場より圧倒的に安い!」「掘り出し物が見つかるかも!」とワクワクして検索している方も多いのではないでしょうか。しかし、実際に購入ボタンを押す前に、ぜひ一度立ち止まって考えてみてほしいことがあります。それは、なぜネット上で「メルカリのバイクはやめとけ」という声がこれほどまでに多いのか、という点です。
実は私も過去に個人売買で痛い目を見た経験があり、安さの裏に潜むリスクの大きさを身をもって知っています。送料が予想以上に高かったり、届いた翌日にエンジンがかからなくなったりと、トラブルの種は尽きません。今回は、そんなメルカリでのバイク購入に関する疑問や不安を徹底的に解消し、後悔しないためのポイントを私の経験も交えて具体的にお話しします。
いっしんこの記事を読むことで、あなたが「安物買いの銭失い」になるリスクを回避し、賢いバイク選びができるようになることを約束します。
- メルカリのバイクが「やめとけ」と言われる構造的な理由と背景
- 購入後に発生しがちな高額な修理費や配送コストの実態
- トラブルを避けるための現車確認と名義変更の具体的な手順
- それでもメルカリで買うべき人の条件と最終的な判断基準
メルカリでのバイク購入はやめとけと言われる真の理由


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GoogleやSNSで検索すると、「詐欺」「壊れた」「後悔」といったネガティブなキーワードと一緒に語られることが多いメルカリのバイク取引。どうしても悪い評判が目立ちますが、それは単なる噂ではなく、個人間取引ならではの構造的なリスクがあるからなんです。まずは、なぜ多くの経験者が「やめとけ」と口を揃えるのか、その理由を深掘りしていきましょう。
購入直後に故障する現状渡しのトラブル事例


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一番怖いのは、買ったばかりのバイクがすぐに壊れてしまうことですよね。バイクショップで購入する場合、通常は納車整備が行われ、消耗品の交換や各部の点検が済んだ状態で引き渡されます。しかし、メルカリのような個人売買では、基本的に「現状渡し」というルールが一般的です。これは「今あるそのままの状態でお渡ししますよ」という意味で、整備や点検が行われている保証はどこにもありません。
よくあるトラブル事例として、「エンジンかかります」と記載されていても、それは「なんとかエンジンは始動する」だけで、まともに公道を走れるとは限らないんです。例えば、アイドリングが不安定で信号待ちのたびにエンストしたり、坂道を登らないほどパワーが落ちていたりといった不調が、納車直後に発覚するケースも珍しくありません。また、古いキャブレター車の場合、タンク内の錆がキャブレターに詰まって突然不動になることもあります。
お店なら「保証期間」があり無償修理を受けられますが、個人売買では修理費はすべて自己負担になってしまいます。「安く買えた!」と喜んでいたら、修理代で結局お店の相場より高くなってしまった…なんてことにならないよう、現状渡しのリスクを正しく理解しておく必要がありますね。
注意点
商品説明に「ノークレーム・ノーリターン(NCNR)」と書かれている場合、購入後に重大な欠陥が見つかっても、返品や返金を求めることは非常に困難です。法的には「契約不適合責任」を問える可能性もありますが、個人間でそれを証明し交渉するのは精神的にも時間的にも大きな負担となります。
実動表記でも信用できない整備状態の闇とリスク


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商品説明に「実動車です!」「絶好調!」と書かれていると、すぐに乗れるような気がしてしまいますが、ここにも大きな落とし穴があります。出品者さんの多くはプロの整備士ではなく、バイク好きの一般の方や、あるいは全くの素人さんです。そのため、彼らの言う「調子が良い」は、あくまで主観的な感想に過ぎないことが多いのです。
例えば、「異音なし」と書いてあっても、プロが聞けば明らかにエンジンの内部からタペット音やカムチェーンの異音がしていることがあります。また、「走る・曲がる・止まる確認済み」とあっても、ブレーキパッドが限界まで減っていたり、チェーンが伸びきっていたりすることもザラにあります。特に怖いのが、外装だけ新品のカウルに交換して綺麗に見せかけ、中身(フレームやエンジン)がボロボロというパターンですね。
整備記録簿がない車両も多く、オイル交換がいつ行われたのか、走行距離が実走行なのかメーター交換車なのかも不明です。見えない部分のリスクを可視化するために、以下のチェックリストを参考にしてみてください。
| チェック項目 | 出品者の言い分(例) | 実際のリスクと確認ポイント |
|---|---|---|
| エンジン | 実動、好調です | 高回転で息継ぎする、オイル漏れがある、白煙を吐いている(オイル上がり/下がり)。 |
| タイヤ | 溝あり | 溝があっても製造年が古くゴムが硬化してひび割れ、雨の日に滑る。 |
| フロントフォーク | 曲がりなし | オイルシールが破れてオイル漏れしている、インナーチューブに点錆がある。 |
| 外装 | 小傷程度 | 写真に写らない角度に割れや凹みがある、爪が折れて結束バンドで固定されている。 |
送料が車体価格を上回る高額な配送コストの罠


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「5万円の原付を見つけた!安い!」と思って飛びついたら、送料がとんでもない金額だった…というのはメルカリ初心者が最も陥りやすい失敗談です。実は、バイクは宅急便のような普通の荷物としては送れません。ガソリンやエンジンオイル、バッテリーといった発火性・引火性の高い危険物を含んでいるため、一般的な宅配便では引き受けを拒否されるからです。
メルカリには大型商品を配送する「梱包・発送たのメル便」という便利なサービスがありますが、実はエンジン付きの乗り物(オートバイ)は対象外になることがほとんどです。そのため、バイク輸送を専門とする陸送業者に個別に依頼することになるのですが、これが意外と高額なんです。
例えば、東京から大阪まで原付(50cc)を運ぶ場合、ドア・ツー・ドア(自宅から自宅)だと2万円〜3万円程度かかります。これが大型バイクや、北海道・沖縄・離島への配送となると、5万円〜10万円以上かかることも珍しくありません。「車両価格5万円+送料5万円=合計10万円」となってしまえば、近所のバイク屋さんで整備済みの車両を買うのと変わらないか、むしろ高くなってしまうこともありますね。必ず購入前に送料の見積もりを取ることが鉄則です。
書類なし車両や盗難車の可能性がある危険性


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ちょっと物騒な話になりますが、書類関係のトラブルも無視できません。「書類なし」「紛失しました」として出品されているバイクは、絶対に手を出してはいけない危険な商品です。なぜなら、書類(廃車証明書や譲渡証明書など)がないということは、ナンバープレートを取得できず、公道を走ることができないからです。
「再発行すればいいや」と軽く考える方もいますが、廃車証明書の再発行は原則として元の所有者本人しか行えません。連絡が取れなくなったらアウトです。さらに最悪なケースとして、それが盗難車である可能性もゼロではありません。もし知らずに盗難車を買ってしまうと、警察の捜査対象になったり、元の持ち主に無償で返還しなければならなくなったりと、お金だけでなく法的なトラブルに巻き込まれるリスクもあります。
メルカリでは盗難品の出品は禁止されていますが、チェックをすり抜けて出品されている可能性は否定できません。「部品取り車」としての利用ならともかく、乗るつもりなら書類の有無は絶対条件です。また、車体番号が削られているような怪しい車両も論外です。
ノークレームで返品できない仕組みの限界と保証
メルカリには「安心・安全な取引」をサポートする仕組みがあり、商品が届かない場合などの金銭トラブルには対応してくれます。しかし、こと「バイクの品質」に関しては、事務局のサポートは限定的です。商品の中身、つまりバイクの調子が良いか悪いかまでは保証してくれません。
もし届いたバイクが不動車だったとしても、事務局は基本的に「当事者間で話し合って解決してください」というスタンス(民事不介入の原則)を取ることがほとんどです。出品者が「送ったときは動いていた」「運送中に壊れたのではないか」と言い張れば、それ以上の追求は非常に難しくなります。裁判を起こすにしても、数万円のバイクのために弁護士費用をかけるのは現実的ではありません。
お店のようなアフターサービスや保証(初期不良対応など)は一切ない、完全に自己責任の世界だということを覚悟しておく必要がありますね。だからこそ、「やめとけ」という忠告があちこちで聞かれるわけです。
メルカリのバイクはやめとけの声を無視して買う注意点


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ここまで怖い話ばかりしてしまいましたが、それでも「やっぱり安く買いたい!」「自分で直して乗りたい!」という方もいると思います。実は私も、リスクを理解した上で個人売買を楽しむ派です。ここからは、どうしてもメルカリで買いたいというチャレンジャーな方のために、失敗しないための具体的な対策をお伝えします。
失敗しないために現車確認を徹底する重要性


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写真と文章だけで数万円、数十万円の買い物をするのはギャンブルすぎます。トラブルを避ける唯一にして最大の方法は、購入前に実物を見に行く「現車確認(現確)」をすることです。現車確認をすれば、写真では隠されていた傷や、エンジンの異音、出品者の人柄までチェックできます。
チェックすべきポイントは多岐にわたりますが、特に重要なのは以下の点です。
- エンジン始動性: エンジンが冷えている状態(冷間時)から一発でかかるか。出品者が事前にエンジンを温めている場合もあるので、マフラーやエンジンを触って確認しましょう(火傷に注意!)。
- 保安部品の動作: ウインカー、ヘッドライト、ブレーキランプ、ホーンが正常に作動するか。
- サスペンションとフレーム: フロントフォークからのオイル漏れや、ハンドルストッパーの破損(事故車の可能性大)がないか。
- 書類と車体番号の一致: 書類上の車体番号と、バイク本体に刻印されている番号が一致しているか必ず目視で確認してください。
もし出品者が「忙しいから」とか「防犯上の理由で」といって現車確認を頑なに拒否する場合は、何か隠したい不具合があるのかも…と疑ってかかったほうが安全かもしれません。高額な買い物ですから、慎重になりすぎるくらいで丁度いいんです。
現車確認のコツ
明るい時間帯に待ち合わせをし、可能であればバイクに詳しい友人に同行してもらうのがベストです。スマホのライトでガソリンタンクの中を照らし、サビがないか見るのも忘れずに!
バイク輸送専門の陸送業者手配と料金相場
どうしても遠方のバイクが欲しい場合や、自分で乗って帰れない場合は、陸送業者の手配が必要です。メルカリのコメント欄で「○○県までの送料はいくらですか?」と聞くのも良いですが、自分で見積もりを取れるようになるとスムーズですよ。主要な業者さんの特徴を知っておきましょう。
- 株式会社Red Line(レッドライン):
個人売買での利用者が非常に多い業者です。自宅から自宅まで運んでくれる「ドア・ツー・ドア」の料金が比較的リーズナブルで、WEBサイトから簡単に見積もりが取れます。 - 株式会社BAS(ビーエーエス):
全国に「デポ」と呼ばれる物流拠点を持っています。出品者にデポまで持ち込んでもらい、購入者が近くのデポまで取りに行く「デポ止め」を利用すると、送料を大幅に安く抑えられます。自宅近くにデポがあるなら最強の選択肢です。 - I-Line(アイライン):
丁寧な輸送と柔軟な対応で評判が良いです。埼玉県を拠点に関東近郊や主要都市間の輸送に強みを持っています。
例えば、東京から大阪まで原付を送る場合、業者や時期にもよりますが、大体2万円〜3万円くらいが目安かなと思います。繁忙期(3月〜4月)は料金が上がったり、到着まで2〜3週間かかったりすることもあるので、購入前に必ずシミュレーションしておきましょう。
自分で行う名義変更の必要書類と手続きの手順
バイクを買ったら、必ずやらなければならないのが名義変更(廃車済みなら中古新規登録)です。これをサボると税金が前の持ち主に行ってしまったり、事故の時に責任問題でもめたりと大変なことになります。排気量によって手続き場所や必要書類が異なるので、しっかり確認してください。
| 排気量 | 手続き場所(管轄) | 主な必要書類 |
|---|---|---|
| 原付(〜125cc) | 市区町村役場(税務課) | 廃車申告済証、譲渡証明書、身分証明書、認印、石ずり(自治体による) |
| 軽二輪(126cc〜250cc) | 運輸支局(陸運局) | 軽自動車届出済証返納証明書(廃車済みの場合)、譲渡証明書、新所有者の住民票、自賠責保険証書 |
| 小型二輪(251cc〜) | 運輸支局(陸運局) | 車検証(または返納証明書)、譲渡証明書、委任状、新所有者の住民票、車検が残っていれば車検ステッカー |
特に原付(125cc以下)は、お住まいの役所で手続きができ、費用もナンバープレート代が無料のところが多いため簡単です。一方、126cc以上のバイクは国の機関である「運輸支局(陸運局)」での手続きとなり、平日しか開いていないため、お仕事を休む必要があるかもしれません。手続きの詳細については、国土交通省の案内も参考にしてみてください。
(出典:国土交通省『自動車検査・登録ガイド』)
ナンバー取得後の自走引き取りに伴うリスク


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「送料を節約したいから、書類だけ先に送ってもらってナンバーを取ってから、電車で取りに行って乗って帰ろう!」と考える方も多いですが、これには大きなリスクがあります。個人的には、初心者の方には絶対におすすめしません。
なぜなら、しばらく乗られていなかったバイクは、長距離走行に耐えられない可能性があるからです。もし帰りの道中、トンネルの中や山道でバイクが突然止まってしまったらどうしますか?整備道具も持たず、土地勘もない場所での立ち往生は本当に惨めです。最悪の場合、レッカー代で送料以上に高くついてしまいます。
また、ブレーキフルードが劣化していてブレーキが効かなかったり、古いタイヤが走行中にバーストしたりする危険性もあります。自走引き取りは、「近距離(数キロ〜数十キロ)であること」かつ「トラブル時に自分で対処できる整備スキルがあること」が最低条件だと思ったほうが良いでしょう。もしやるなら、予備のプラグ、簡易工具、パンク修理キット、そしてJAFなどのロードサービス加入は必須です。
自賠責保険を忘れずに
乗って帰るなら、必ず事前にコンビニ等で自賠責保険に加入してください。無保険での走行は法律違反(一発免停)ですし、万が一事故を起こした際の賠償額は億単位になることもあります。
受取評価のタイミングと決済トラブルの回避策


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メルカリ特有の最も重要なルール、それが「受取評価」です。ご存知の通り、これを押すと取引完了となり、出品者に売上金が支払われます。つまり、一度評価をしてしまうと、その後に不具合が見つかっても返金交渉はシステム上ほぼ不可能になるんです。
バイクが届いたら、配送業者から受け取ってすぐに受取評価を押してはいけません。まずは以下の手順で確認を行いましょう。
- 外観チェック:説明にない大きな傷や破損がないか。
- 書類チェック:車体番号と書類の番号が一致しているか。
- 動作確認:エンジンをかけ、異音がないか、電装系が動くか、軽く試走して違和感がないか。
もし明らかに説明と違う点(実動と書いてあったのに不動など)があれば、評価をする前に取引メッセージで出品者に相談しましょう。事務局に介入してもらう際も、受取評価前であることが前提となります。焦って評価ボタンを押さないことが、自分を守る最後の砦になります。
メルカリのバイクはやめとけ?最終的な結論と対処法
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。長くなりましたが、結局のところ、メルカリでのバイク購入は「やめとけ」なのか?私の結論としては、「初心者や『安心』をお金で買いたい人は絶対にやめておいた方が無難。でも、リスクを楽しめる人や整備スキルを身につけたい人には宝の山」だと思います。
もしあなたが、「通学や通勤のためにとにかく安く、明日から確実に乗れる壊れないバイクが欲しい」と思っているなら、近くのバイク屋さんで保証付きの中古車を買うことを強くおすすめします。初期費用は高く見えても、整備代やトラブル対応の手間を考えれば、長い目で見ればその方がトータルコストは安くなることが多いですからね。
逆に、「自分でレストアしてみたい」「YouTubeを見ながら修理に挑戦したい」「相場より安く手に入れて、浮いたお金でカスタムしたい」という方なら、メルカリは最高の遊び場になるはずです。大切なのは、「安さには理由がある」と理解し、リスクを含めて楽しむ心構えを持つことかなと思います。この記事が、あなたのバイクライフの第一歩を後押しできれば嬉しいです。みなさんのバイクライフが、最高のものになりますように!










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