リード125は、幅広い世代に人気のある原付二種スクーターです。
しかし、同じリード125でも年式や型式によって装備や性能に違いがあるため、中古車選びでは「リード125の年式の見分け方」を知っておくことがとても大切です。
とくにjf45型やjk12型といった型式ごとの違いや、フルモデルチェンジが行われたタイミング、さらには最強と呼ばれる年式や、逆に欠点を持つモデルも存在します。
この記事では、型式一覧から違いをチェックし、おススメの年式や一番売れている型式、購入後に後悔しないためのポイントまで詳しく解説します。
リード125を検討している方が、年式選びで失敗しないためのヒントをお届けします。

この記事では以下のことがわかります。
- リード125の型式と年式の違いを理解できる
- 見た目や装備から年式を見分ける方法がわかる
- 中古リード125の選び方と注意点を学べる
- おすすめ年式と人気モデルの特徴を知ることができる
リード125の年式の見分け方と基礎知識まとめ


- 年式を見分ける方法とは
- 型式一覧から違いをチェック
- jf45型はどんな特徴がある?
- jk12型とは何が変わった?
- フルモデルチェンジした型式とは
- 一番売れている型式はこれ!
年式を見分ける方法とは


イメージ画像:当サイトにて作成
リード125の年式を見分けるためには、「型式」と「フレームナンバー」をチェックするのが確実な方法です。
バイク本体の車体に貼られている型式ラベルや、車検証や登録書類に型式と製造番号が記載されています。
たとえば、型式が「JF45」となっていれば2013年から2020年頃に販売されたモデル、「JK12」なら2022年以降に登場したモデルです。
また、フレームナンバーの頭に続く数字でも、おおよその年式を知ることができます。
見た目で見分けたい場合は、ヘッドライトに注目しましょう。
ハロゲンライトなら2017年以前のモデル、LEDヘッドライトなら2018年以降のモデルの可能性が高いです。
USB電源ソケットが付いているかどうかも、年式を判断するポイントになります。
さらに、カラーバリエーションでも絞り込みができます。
たとえば2018年モデルにはツートンカラー仕様が存在するなど、年ごとに設定色が少しずつ変わっています。
中古車選びでは、見た目だけでなく、必ず型式とフレームナンバーを確認し、できれば販売店に製造年式を問い合わせてから購入するのがおすすめです。
型式一覧から違いをチェック


イメージ画像:当サイトにて作成
リード125は、これまでにいくつかの型式が登場しています。
それぞれ、作られた年代と特徴に大きな違いがあるため、型式をしっかり理解することが大切です。
「JF01」
まず最初の型式は「JF01」。
これは1982年に登場した初代リード125で、当時は2ストロークエンジンを採用していました。
ただしこのモデルはすぐに生産終了となり、今ではかなりレアな存在です。
JF45型
その次に登場したのが「JF45型」。
2013年に発売され、125ccクラスの実用スクーターとして人気を集めました。
水冷4ストローク単気筒エンジン「eSP」を搭載し、アイドリングストップ機能も備えています。
2015年と2017年にはマイナーチェンジが行われ、細かい装備や外観が進化しました。
JK12型
そして最新型が「JK12型」。
2022年に登場し、さらに進化した「eSP+エンジン」を搭載。環境性能を高めたうえで、スマートキーやUSBタイプCソケットなど、現代的な装備が充実しています。
このように、リード125は型式ごとに時代背景や性能、装備に明確な違いがあります。
中古で購入を考えている場合は、どの型式かを確認し、それぞれの特徴を理解して選ぶことが失敗しないポイントです。
jf45型はどんな特徴がある?


イメージ画像:当サイトにて作成
jf45型は、2013年から2020年にかけて販売されていたリード125の代表的な型式です。
扱いやすさと実用性のバランスが良く、今でも中古市場で人気が高いモデルです。
最大の特徴は、水冷4ストローク単気筒エンジン「eSP」を採用していること。
これによって、低燃費と滑らかな走りを実現しました。
街乗りから長距離移動まで幅広く対応でき、アイドリングストップ機能も標準装備されています。
車体設計にも工夫があり、前輪12インチ・後輪10インチというタイヤ構成で安定感と小回りの良さを両立。
さらに、メットインスペースは37リットルという大容量で、フルフェイスヘルメット2個が入る設計になっています。
日常使いだけでなく、ちょっとした旅行にも便利なつくりです。
2015年には一度目のマイナーチェンジがあり、アイドリングストップの改良や外装パーツの質感向上が行われました
そして2017年の二度目のマイナーチェンジでは、LEDヘッドライトの採用やUSB電源ソケットの追加、足元スペースの改良など、使い勝手がさらにアップしています。
一方で、2017年モデルでは若干エンジンの出力が下がったという意見もあります。
ただ、実用レベルではほとんど体感できない差ですので、安心して選んで問題ありません。
jf45型は、コストパフォーマンスと実用性を両立した「ちょうどいい」スクーターとして、多くの人に支持され続けています。
jk12型とは何が変わった?


イメージ画像:当サイトにて作成
リード125のjk12型は、2022年に登場した新しい型式です。これまでのjf45型と比べると、いくつか大きな違いがあります。
まず、エンジンが「eSP+(イーエスピープラス)」という新型に進化しました。このエンジンは、より環境にやさしく、加速もなめらかになっています。排ガス規制が厳しくなった中でも、性能を落とさずに対応できるようになっています。
それから、スマートキーシステムが標準装備になりました。ポケットに鍵を入れておくだけでエンジンを始動できるので、わざわざ鍵を差し込む必要がありません。USBソケットもUSBタイプCに変更され、スマホの急速充電ができるようになっています。
見た目のデザインは大きくは変わっていませんが、細かい部分で改良が入っています。たとえば、サイドカウルの色がブラックに統一されたり、ミラーの形がシュッとしたデザインになったりしています。
全体的に見ると、jk12型は「より便利で、より新しい感覚」を感じられるリード125になっています。使い勝手の良さが一段とアップした型式です。
フルモデルチェンジした型式とは


イメージ画像:当サイトにて作成
リード125の歴史の中で、本格的なフルモデルチェンジが行われたのは2013年のjf45型からです。
それまでは1982年に登場した初代リード125(JF01型)がありましたが、約30年もの間、125ccクラスのリードは姿を消していました。
2013年に登場したjf45型では、エンジンからデザイン、装備に至るまで完全に作り直されています。
水冷4ストローク単気筒エンジン「eSP」を搭載し、アイドリングストップシステムも新しく導入されました。
このタイミングで、リアキャリアがシートと同じ高さになったり、フロント収納ボックスがワンタッチで開け閉めできるようになったりと、ユーザー目線の工夫がたくさん追加されました。
また、メットインスペースが大きくなり、ヘルメット2個を収納できるなど、日常使いの便利さが格段に向上しています。ライト類にもLEDが使われるようになり、全体の質感も高くなりました。
このフルモデルチェンジによって、リード125は「ただのスクーター」から「高機能な日常バイク」へと進化しました。
いま市場で多く見かけるリード125は、ほぼこのフルモデルチェンジ以降のモデルになります。
一番売れている型式はこれ!
リード125の中で一番売れた型式は、2013年に登場した「jf45型」です。
特に、発売から数年たった2015年~2017年ごろのモデルは、中古市場でもよく見かける人気モデルになっています。
jf45型が人気だった理由は、性能と価格のバランスがとても良かったからです。
燃費が良く、収納もたっぷりあって、アイドリングストップ機能も標準装備。通勤や買い物、ちょっとした遠出にも使える万能さが支持されました。
さらに、2017年のマイナーチェンジでLEDヘッドライトや電源ソケットが付いたことも、人気に拍車をかけました。
このあたりのモデルは、今でも「状態が良ければ欲しい」という声が多く、リード125といえばjf45型を思い浮かべる人が多いです。



もちろん、最新のjk12型も徐々に人気が出てきていますが、販売台数や街での見かける数を考えると、現時点ではやはりjf45型が「一番売れた型式」といえるでしょう。
リード125の年式の見分け方と選び方ガイド


- おススメの年式を紹介
- 購入後に後悔しないためのポイント
- 最強といわれる年式とは?
- 見逃せない欠点と注意点
- 年式選びで失敗しないコツ
- 最後に年式別まとめとアドバイス
おススメの年式を紹介


イメージ画像:当サイトにて作成
リード125でおススメの年式を選ぶなら、「2017年12月以降のモデル」がおすすめです。



型式でいうと、2BJ-JF45にあたるモデルになります。
この年式のリード125は、ヘッドライトがLEDに変更されていて、夜間の視認性がアップしています。
さらに、フロントボックスにUSB電源ソケットが付き、スマホの充電などもできるようになりました。
細かいところでは、ステップ周りが少し細くなって足つき性も向上しています。
2015年や2016年モデルも悪くないですが、やはりLEDライトや電源ソケットの便利さを考えると、2017年以降のモデルがぐっと使いやすいです。
それから、できれば走行距離が少なめの車体を選ぶと安心です。
バッテリーやタイヤなども、年式が新しい方が交換サイクルに余裕があるので、維持費も安くすみやすいです。
中古車で探すなら、2018年モデルの「リード125スペシャル」も狙い目です。
特別カラーが設定されていて、他の車体と少し違った雰囲気を楽しめます。
購入後に後悔しないためのポイント


イメージ画像:当サイトにて作成
リード125を買ったあとに後悔しないためには、いくつか気をつけたいポイントがあります。



まず、型式と年式をしっかり確認することです。
例えば、LEDヘッドライトがいいと思っていたのに、古いハロゲンライトのモデルを買ってしまった、というミスは意外とよくあります。
販売店で実車をしっかり見て、装備の違いをチェックしましょう。



まず、型式と年式をしっかり確認することです。
中古の場合は、タイヤのすり減り、ブレーキの効き、エンジンの始動性などを確認しましょう。
特に、アイドリングストップ機能付きのモデルは、バッテリーの状態が悪いとトラブルになりやすいので注意が必要です。



そして、できれば保証付きのお店で買うこと。
万が一初期不良があった場合でも、保証があれば安心です。
最後に、自分の使い方に合っているかをイメージすることも大事です。
通勤でたくさん走るなら燃費重視、買い物メインならメットインの大きさを優先するなど、用途に合わせて選ぶと、あとで「失敗した」と思うことが減ります。
最強といわれる年式とは?


イメージ画像:当サイトにて作成
リード125で「最強」とよくいわれるのは、2022年に登場したJK12型の初期モデルです。
このモデルは、新型のeSP+エンジンを積んでいて、環境にやさしいだけでなくトルクも少しアップしています。
そのうえ、スマートキーやUSBタイプCの急速充電ポートも標準装備。
走りも装備も、これまでのリード125とは一線を画しています。
見た目は大きく変わっていないものの、フロントのカウルデザインやミラーの形が少しシャープになり、全体的に洗練された印象です。
さらに、2025年モデルになると、メットインにLED照明が付いたり、ABSが搭載されたグレードも登場しました。



ただ、価格もその分高めになっています。
もし予算に余裕があるなら、最新のJK12型を選ぶと、長く快適に乗れるでしょう。
一方でコスパ重視なら、2017年モデル(2BJ-JF45型)もかなりバランスがいいです。
性能と価格のバランスを考えて選べば、自分にとっての「最強年式」が見つかるはずです。
見逃せない欠点と注意点


イメージ画像:当サイトにて作成
リード125はとても便利なバイクですが、いくつか見逃せない欠点もあります。
購入前に知っておくと後悔しにくくなります。
まず、シート下の収納スペース(メットイン)は広いですが、ヘルメットの形によっては入らないこともあります。
公式サイトでは「フルフェイス2個収納可能」となっていますが、実際にはヘルメットの大きさによっては入りにくい場合もあります。
次に、アイドリングストップ機能付きモデルは、バッテリーに負担がかかりやすい点にも注意が必要です。
特に走行距離が多い中古車は、バッテリーが弱っていることがあり、購入後すぐに交換が必要になるケースもあります。
さらに、2017年のマイナーチェンジでブレーキキャリパーが3ポットから1ポットに変わっています。
街乗りでは問題ないですが、ブレーキのタッチや制動力を重視する人には気になるポイントかもしれません。
これらの欠点を知ったうえで、自分の使い方に合った年式や装備を選ぶことが大切です。
年式選びで失敗しないコツ


イメージ画像:当サイトにて作成
リード125の年式選びで失敗しないためには、いくつか押さえておきたいコツがあります。



まず、型式と装備内容をきちんとチェックすること。
たとえば、LEDヘッドライトやUSBソケットが欲しいなら、2017年12月以降のモデル(2BJ-JF45型)を選ぶ必要があります。
欲しい装備が付いているか、必ず実物を確認しましょう。



次に、走行距離とメンテナンス履歴も重要です。
同じ年式でも、走行距離が少なくてメンテナンスがしっかりされている車体のほうが、長く安心して乗れます。
バイク屋さんで整備記録や点検履歴を見せてもらえるとさらに安心です。



そして、購入するお店選びも大切です。
保証が付いている販売店なら、万が一トラブルがあったときでもサポートを受けられます。
最後に、自分がリード125をどう使いたいのか、しっかりイメージしておくことも忘れないようにしましょう。
通勤だけなのか、ツーリングにも使いたいのかによって、選ぶ年式や重視するポイントが変わってきます。
最後に年式別まとめとアドバイス


イメージ画像:当サイトにて作成
ここまでリード125の年式の違いや選び方を紹介してきました。
最後に、年式別のまとめとアドバイスをしておきます。
まず、2013年から2015年くらいの初期のJF45型は価格が安いですが、ヘッドライトがハロゲンだったり、USBソケットがなかったりします。
コスパ重視ならアリですが、装備を重視するなら注意が必要です。
2017年12月以降の2BJ-JF45型は、LEDヘッドライトやUSBソケットが標準装備され、バランスがとても良いモデルです。
中古車でも探しやすく、今おすすめしやすい年式です。
最新のJK12型(2022年以降)は、スマートキーやUSBタイプCポートなど、現代的な装備がそろっています。
初めてバイクを買う人にもわかりやすく便利で、少し予算を多めに用意できるなら最有力候補になります。
リード125は年式によって細かい違いがたくさんあるので、型式・装備・走行距離をよく比べながら選んでください



焦らずじっくり探せば、きっと満足できる1台に出会えるはずです。
リード125 年式の見分け方と年式ごとの特徴を総括
- 型式とフレームナンバーを確認すれば年式が特定できる
- ヘッドライトの種類でおおよその年式が判断できる
- USB電源の有無でも年式を見分けられる
- カラーバリエーションは年式によって変化している
- 初代リード125(JF01型)は1982年製のレアモデル
- JF45型は2013年発売で現代リードのベースになった型式
- 2015年にJF45型は装備が改良されたマイナーチェンジがあった
- 2017年のJF45型はLEDライトやUSBソケットを標準装備
- JK12型は2022年に登場しeSP+エンジンを搭載している
- スマートキーとUSBタイプCはJK12型からの新装備
- フルモデルチェンジは2013年のJF45型から始まった
- 一番売れている型式は2015年~2017年頃のJF45型
- おすすめ年式は2017年12月以降のLEDライト装備モデル
- メットイン収納は形状によってはヘルメットが入らないこともある
- バッテリーやブレーキの違いにも注意して選ぶべきである
コメント