ビーノは1997年に登場して以来、レトロなデザインと扱いやすさで多くの人に親しまれてきたスクーターです。
しかし、年式ごとに仕様が異なるため、「ビーノ 年式 見分け方が分からない」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
ビーノには「2スト」と「4スト」のモデルがあり、それぞれエンジンの特性や燃費が異なります。
また、フレーム番号を確認することで、年式や型式を特定できるため、正しい型式 調べ方を知っておくことが大切です。
では、どの年式のビーノを選ぶのが最適なのでしょうか？
2ストや4ストの見分け方や年式ごとの違いを理解することで、自分に合ったビーノを見つけやすくなります。
この記事では、ビーノの年式を見分ける方法や、おすすめの年式について詳しく解説します。
中古での購入を検討している方や、年式ごとの違いを知りたい方は、ぜひ最後までチェックしてみてください。
いっしんこの記事では以下のことがわかります。
- ビーノの年式ごとの特徴や違いを理解できる
- 型式やフレーム番号を使った年式の調べ方が分かる
- 2ストと4ストの違いや見分け方を知ることができる
- おすすめの年式や中古市場で人気のモデルを把握できる
ビーノの年式の見分け方と型式の違い
- 型式の調べ方と確認ポイント
- 2ストと4ストの見分け方と違い
- フレーム番号から年式を特定する方法
- 1997年からの主要モデルの変遷
- 2018年以降のホンダ製ビーノの違い
- 価格と性能から見るおすすめの年式
ビーノの歴代モデルと年式ごとの特徴
イメージ画像：当サイトにて作成
ビーノは1997年に登場し、レトロなデザインと使いやすさから長年にわたって人気を集めてきました。
その歴代モデルは、大きく
- 「2ストロークエンジンの時代」と
- 「4ストロークエンジンの時代」
に分けることができます。
まず、1997年から2004年頃までのビーノは2ストロークエンジンを搭載していました。
この時期のモデルは、軽量かつパワフルな走りが特徴で、特に発進時の加速がスムーズです。
一方で、燃費がやや悪く、排ガス規制の影響で生産終了となりました。
2004年以降は、環境性能を重視した4ストロークエンジンのモデルへと移行しました。
この時期のビーノは燃費が向上し、メンテナンスの手間も減りました。
ただし、2スト時代に比べると加速感は穏やかになっています。
さらに、2018年以降のモデルでは、ホンダの「ジョルノ」をベースにした設計が採用されました。
このため、エンジンや車体構造が大きく変わりましたが、ビーノならではのレトロデザインはしっかり継承されています。
いっしん各年式ごとに細かな変更はありますが、大きな違いはこのようになります。
用途や好みによって、どの時代のビーノを選ぶかが変わってくるでしょう。
型式の調べ方と確認ポイント
イメージ画像：当サイトにて作成
ビーノの型式を調べる方法は、車体番号を確認するのが最も確実です。
車体番号はバイクの「個人情報」のようなもので、型式や年式を判別するための重要な手がかりになります。
ビーノの車体番号は、ハンドル下のカバーを外すと確認できます。
車体番号の最初のアルファベットと数字の組み合わせが型式を示しており、例えば
- 「5AU」
- 「SA10J」
- 「SA26J」
などの型式が存在します。
いっしんこれを基に、どの年式のモデルなのかを判断できます。
また、型式を確認することで、そのビーノが2ストなのか4ストなのか、さらには純正の部品がまだ入手可能かどうかなど、さまざまな情報がわかります。
中古で購入する際は、車体番号をしっかりチェックし、型式と年式が一致しているか確認することが大切です。
2ストと4ストの見分け方と違い
イメージ画像：当サイトにて作成
ビーノには、2ストローク（2スト）と4ストローク（4スト）のエンジンが存在します。
見た目だけでは判別しにくいですが、いくつかのポイントを押さえれば簡単に見分けられます。
エンジン音の違い
まず、エンジン音が大きな違いです。
2ストは「パンパン」と軽快な音が特徴的で、4ストは「トコトコ」と静かで落ち着いた音がします。
また、2ストは排気ガスに白い煙が混じることがあり、オイルを混ぜて燃焼するため独特のにおいがあります。
燃費や加速性能の違い
燃費や加速性能にも違いがあります。
2ストは加速が速く、短い距離でもスピードを出しやすいですが、燃費はあまり良くありません。
一方、4ストは燃費が良く、長距離移動に向いていますが、加速はマイルドです。
見た目で違い
見た目で判断する場合、オイル注入口の有無もポイントになります。
2ストは専用のオイルタンクがあり、そこにエンジンオイルを補充する必要があります。
一方、4ストはエンジン内部でオイルを循環させるため、別途オイルタンクがありません。
いっしんこれらの違いを知っておくと、自分に合ったエンジンタイプを選ぶときに役立ちます。
もし、パワー重視なら2スト、燃費や環境性能を重視するなら4ストが適しているでしょう。
フレーム番号から年式を特定する方法
ビーノの年式を調べる方法のひとつが「フレーム番号の確認」です。
これはバイクごとに割り振られた固有の番号で、これを見ればその車両がどの年式のモデルなのかを判断できます。
フレーム番号は、ビーノの場合、ハンドル下のカバー内に刻印されています。
カバーは手で開けることもできますが、少し固い場合はバイクの鍵を引っかけて開けるとスムーズです。
番号の形式は「5AU-XXXXXX」や「SA10J-XXXXXX」のようになっており、前半のアルファベットと数字の組み合わせが型式を示しています。
例えば、「5AU」なら1997年～2001年の2ストモデル、「SA10J」なら2001年～2003年の2ストモデル、「SA26J」以降は4ストモデルに切り替わっています。
さらに、2021年以降の最新モデルは「AY02」となっています。
このように、フレーム番号を知ることで、自分のビーノがいつのモデルなのかが分かるのです。
中古でビーノを購入する際や、パーツを交換する際にもこの番号は重要になります。
型式によって部品の互換性が異なるため、正しく確認しておくことが大切です。
1997年からの主要モデルの変遷
イメージ画像：当サイトにて作成
ビーノは1997年に誕生し、それ以来いくつものモデルチェンジを重ねてきました。
大きく分けると「初期の2ストモデル」「4ストへ移行した時期」「ホンダ製になった時期」の3つに分類できます。
まず、1997年に登場した初代ビーノは、2ストロークエンジンを搭載し、軽量でパワフルな走りが特徴でした。
当時のスクーターの中でもデザイン性が高く、特に若い女性に人気がありました。
1999年には「ビーノクラシック」という特別仕様車が登場し、さらに2000年代初頭まで2ストモデルが続きました。
2004年になると、環境規制の影響で4ストロークエンジンへと切り替わります。
型式「SA26J」のビーノが登場し、燃費が向上したことが特徴です。
この頃から「ビーノデラックス」などの特別仕様も増え、カラーバリエーションも豊富になりました。
そして2018年には、ビーノの製造がヤマハからホンダへ移行し、「ジョルノ」をベースにしたモデルへと変更されました。
見た目こそビーノらしさを残しているものの、エンジンや車体の基本設計はホンダのものになっています。
このように、ビーノは時代とともに進化を続けています。
どの時期のモデルを選ぶかによって、乗り心地や燃費、メンテナンスのしやすさが変わるため、自分の用途に合ったものを選ぶのがポイントです。
2018年以降のホンダ製ビーノの違い
イメージ画像：当サイトにて作成
2018年からビーノはホンダの手によって生産されるようになりました。
それまではヤマハの独自設計でしたが、現在はホンダの「ジョルノ」をベースにした車両になっています。
いっしん大きな違いはエンジンです。
従来のビーノはヤマハ製のエンジンを搭載していましたが、2018年以降のモデルはホンダの「AF74E」型4ストロークエンジンを採用しています。
このエンジンは燃費性能に優れ、アイドリングストップ機能も搭載されており、より経済的で環境にやさしい仕様になっています。
いっしんまた、フレーム構造もホンダのスクーターに近いものになりました。
これにより、乗り心地がよりマイルドになり、振動やエンジン音も静かになっています。
デザイン面では従来のビーノのレトロな雰囲気を維持しつつ、ヘッドライトの配置などに違いがあります。
特に「ビーノらしさ」を残すために、ホンダ製になった後もフロントカウルのデザインはほとんど変更されていません。
いっしん一方で、純粋な「ヤマハ製ビーノ」としてのアイデンティティが薄れたと感じる人もいるかもしれません。
ホンダ製になったことで、エンジンの特性や走りの感覚が変わったため、旧モデルのファンには賛否が分かれる部分もあります。
とはいえ、2018年以降のビーノは燃費が向上し、メンテナンスもしやすくなっているため、普段使いするには十分な性能を持っています。
特に、長距離移動や通勤・通学での使用を考えているなら、新型ビーノのほうがメリットが多いでしょう。
ビーノの年式の見分け方とおすすめの選び方
- 2ストビーノと4ストビーノ、どちらを選ぶべきか
- メンテナンス性が高い年式の特徴
- 燃費と維持費で選ぶ年式のポイント
- 旧モデルと現行モデル、どちらが買いか
- 中古市場で人気のビーノの年式ランキング
価格と性能から見るおすすめの年式
イメージ画像：当サイトにて作成
ビーノを選ぶときに「価格と性能のバランス」はとても重要です。
安さを重視するのか、それとも走りや快適さを優先するのかで、最適な年式が変わってきます。
コスパで選ぶなら？
まず、コスト重視なら2004年～2010年あたりのモデルがおすすめです。
この時期のビーノは4ストエンジンへ切り替わったばかりで、中古市場では手頃な価格で出回っています。
燃費も向上しており、日常使いには十分な性能です。ただし、古いモデルになるため、整備状況を確認することが大切です。
性能で選ぶなら？
次に、性能と快適さを求めるなら2018年以降のモデルが良い選択です。
この年からビーノはホンダ製になり、燃費の向上やアイドリングストップ機能が搭載されました。
静かで振動も少なく、通勤・通学にぴったりです。
ただし、新しめのモデルは中古価格が高めになりがちなので、予算と相談する必要があります。
走りで選びたいなら？
そして、2ストのパワフルな走りを楽しみたいなら1997年～2003年のモデルがおすすめです。
2ストならではの加速力が魅力ですが、燃費が悪く、排ガス規制の影響で部品の入手が難しくなってきています。
維持費を考えると、こだわりがない限りは4ストモデルのほうが無難でしょう。
いっしんこのように、ビーノの年式ごとに特徴が異なります。
購入時は、自分の予算や使い方に合ったモデルを選ぶことが大切です。
2ストビーノと4ストビーノ、どちらを選ぶべきか
イメージ画像：当サイトにて作成
ビーノには「2ストローク」と「4ストローク」の2種類のエンジンが存在しますが、どちらを選ぶのが良いのでしょうか？
いっしんそれぞれの特徴を知れば、自分に合ったモデルを見つけやすくなります。
2ストビーノの特徴と魅力
まず、2ストビーノの魅力はパワフルな加速です。
軽量な車体とシンプルなエンジン構造のため、発進時のスピードが速く、坂道でもスムーズに登れます。
また、構造がシンプルなのでメンテナンスが比較的しやすい点もメリットです。
ただし、燃費が悪く、オイル補充が必要なため、ランニングコストは高めになります。
また、すでに生産終了しているため、中古市場でしか手に入りません。
４ストビーノの特徴と魅力
一方、4ストビーノの強みは燃費の良さと静かな走りです。
特に2004年以降のモデルは環境性能が向上し、1リットルあたりの走行距離が長くなっています。
エンジン音も静かで、排ガスも少ないため、普段使いには最適です。
ただし、2ストに比べると加速が穏やかで、坂道ではやや力不足を感じることもあります。
選び方としては、「走りの楽しさ」を求めるなら2スト、「燃費と快適さ」を重視するなら4ストがおすすめです。
ただし、2ストは古いため、メンテナンスの手間や部品の入手しやすさを考えると、4ストの方が無難でしょう。
メンテナンス性が高い年式の特徴
イメージ画像：当サイトにて作成
ビーノを長く乗るためには、メンテナンスがしやすい年式を選ぶことも重要です。
特に、部品の入手しやすさや修理のしやすさを考えると、ある程度新しいモデルのほうが安心です。
まず、2004年～2013年の4ストモデル（SA26J・SA37J型式）は、メンテナンス性が高く、今でも部品が比較的手に入りやすいです。
この時期のビーノは広く流通していたため、中古部品も多く、修理費用を抑えやすいのがメリットです。
次に、2018年以降のホンダ製ビーノ（AY02型式）もメンテナンスがしやすいです。
ホンダのエンジンを採用しているため、ホンダのパーツが使用でき、修理対応もスムーズです。
また、新しいモデルなので、メーカーのサポートも充実しています。
ただし、新型ゆえに純正部品の価格がやや高めになることがあります。
一方、1997年～2003年の2ストモデルは、部品の入手が年々難しくなってきています。
特にエンジン関連の部品が廃盤になっていることもあり、故障すると修理に手間がかかる可能性があります。
また、オイル交換や消耗品の交換頻度も高いため、維持するには手間がかかります。
このように、メンテナンスのしやすさを重視するなら、「2004年以降の4ストモデル」や「2018年以降のホンダ製ビーノ」が安心です。
特に通勤・通学などで毎日使う場合は、修理がしやすいモデルを選ぶことで、長く快適に乗り続けることができます。
燃費と維持費で選ぶ年式のポイント
ビーノを選ぶ際に「燃費と維持費の安さ」はとても重要です。
特に通勤や通学で毎日使うなら、できるだけガソリン代やメンテナンス費用を抑えたいですよね。
いっしんここでは、燃費の良い年式と維持費がかかりにくい年式を紹介します。
まず、燃費の面で最も優れているのは2018年以降のホンダ製ビーノ（AY02型式）です。
アイドリングストップ機能が搭載されており、燃料消費を抑えながら走ることができます。
また、1リットルあたりの走行距離も50～80kmと高水準なので、ガソリン代を節約したい人にはピッタリです。
ただし、新しいモデルなので中古価格がやや高めなのがデメリットです。
次に、2004年～2013年の4ストビーノ（SA26J・SA37J型式）も燃費が良いモデルです。
この時期のビーノは初めて4ストエンジンを採用し、燃費性能が大幅に向上しました。
走行距離1リットルあたり40～60kmほどなので、古すぎず新しすぎないちょうどいいモデルを探している人に向いています。
一方で、1997年～2003年の2ストビーノ（5AU・SA10J型式）は燃費があまり良くありません。
1リットルあたりの走行距離は20～30km程度で、さらに2ストオイルの補充も必要になります。
また、エンジンの構造上、メンテナンス回数も増えるため、維持費が高くなりがちです。
燃費と維持費を考えるなら、「2018年以降の最新モデル」か「2004年以降の4ストモデル」がおすすめです。
特に日常使いを考えるなら、燃費が良く、部品の入手がしやすいモデルを選ぶと安心です。
旧モデルと現行モデル、どちらが買いか
イメージ画像：当サイトにて作成
ビーノを買うときに「旧モデルを選ぶべきか、それとも現行モデルを選ぶべきか？」と迷う人は多いです。
どちらにもメリット・デメリットがあるので、それぞれの特徴を理解した上で選ぶのが大切です。
旧モデルのメリット
まず、旧モデル（1997年～2017年）のメリットは、車両価格が安いことです。
中古市場には多くのビーノが流通しており、10万円以下で購入できるものもあります。
また、特に2ストモデル（1997年～2003年）は加速が良く、スクーターらしい軽快な走りを楽しめます。
ただし、燃費が悪く、古いモデルは修理が必要になることが多い点には注意が必要です。
現行モデルの魅力
一方、現行モデル（2018年以降）のメリットは、燃費の良さと最新技術の搭載です。
ホンダ製エンジンになったことで、燃費が向上し、アイドリングストップ機能も追加されました。
また、新しいモデルなので、故障のリスクが低く、長く乗れる可能性が高いです。
ただし、車両価格は高めで、中古でも15～25万円ほどすることが多いです。
どちらを選ぶかは「予算」と「用途」で決まります。
価格を重視するなら旧モデル、燃費や長持ちを考えるなら現行モデルを選ぶのがベストでしょう。
中古市場で人気のビーノの年式ランキング
イメージ画像：当サイトにて作成
ビーノは中古市場でも人気が高く、年式によって需要が変わります。
ここでは、特に人気のある年式をランキング形式で紹介します。
1位：2018年以降のホンダ製ビーノ（AY02型式）
最新モデルであり、燃費性能が良いことから、中古市場でも高い人気を誇ります。
特に通勤・通学で使う人に人気で、価格はやや高めですが安定した需要があります。
2位：2004年～2013年の4ストビーノ（SA26J・SA37J型式）
価格と燃費のバランスが良く、まだまだ部品も手に入るため、中古市場では常に需要があります。
特に10万円前後で手に入るモデルは狙い目です。
3位：1997年～2003年の2ストビーノ（5AU・SA10J型式）
2スト特有のパワフルな走りが魅力で、今でも根強いファンがいます。
ただし、燃費や維持費の面ではやや不利なため、こだわりがある人向けのモデルです。
4位：2014年～2017年のビーノ（SA54J・SA59J型式）
この時期のモデルは流通量が少なく、価格もそれほど安くはないため、やや選ばれにくい傾向にあります。
ただし、状態の良い車体が多く、比較的新しいビーノを安く買いたい人にはおすすめです。
このように、中古市場での人気モデルは「新しいモデル」「燃費の良い4スト」「走りが楽しい2スト」に分かれます。
いっしん自分のライフスタイルに合った年式を選びましょう。
ビーノ 年式の見分け方とモデルごとの特徴
- ビーノは1997年に登場し、2ストと4ストの時代に分かれる
- 2ストモデル（1997年～2003年）は加速力が高く、燃費が悪い
- 4ストモデル（2004年～）は燃費が向上し、環境性能が良い
- 2018年以降のビーノはホンダ製エンジンを搭載
- 型式は車体番号から確認でき、年式判別に役立つ
- 2ストエンジンは白煙が出ることがあり、オイル補充が必要
- 4ストエンジンは静かで燃費が良く、維持費が安い
- フレーム番号はハンドル下のカバーを外すと確認可能
- 旧モデルは中古価格が安く、メンテナンスが必要になることが多い
- 現行モデルは燃費が良く、長く乗るならおすすめ
- 2004年～2013年のモデルは中古市場で特に人気が高い
- 燃費を重視するなら2018年以降のホンダ製ビーノが最適
- 2ストモデルの維持には部品の入手が課題となる
- 通勤・通学にはアイドリングストップ付きの現行モデルが向いている
- 価格と性能のバランスが良いのは2004年～2013年の4ストモデル
コメント