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プジョーのバイクは壊れやすい?故障の実態と後悔しない維持法

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プジョーのバイクは壊れやすいのか!?

こんにちは。バイクライフハック、運営者の「いっしん」です。

街中でふと見かけた、映画のワンシーンから抜け出してきたような美しいスクーター。

それがプジョーの「ジャンゴ」や「スピードファイト」だったという方は多いはずです。その洗練されたフランスのデザインに一目惚れして、「これに乗りたい!」と強く思ったものの、いざ購入を検討してネットで検索してみると、「壊れやすい」「故障」「後悔」といった不安になるキーワードが並んでいて、二の足を踏んでいるのではないでしょうか。

私自身も多くの輸入車に触れてきましたが、正直に申し上げますと、国産のスクーター(ホンダのPCXやヤマハのNMAXなど)と比べれば、プジョーのバイクは維持に少しコツが必要ですし、マイナートラブルに遭遇する確率は高いと言わざるを得ません。

しかし、それは「すぐに廃車になるような致命的な欠陥」ではなく、輸入車特有の「付き合い方」を知っていれば十分に回避・対応できるものばかりです。

この記事では、実際にプジョーオーナーが直面した故障の事例や、その具体的な対処法、そして何より「それでもプジョーに乗り続ける理由」について、現場のリアルな声をもとに徹底的に解説します。購入してから「こんなはずじゃなかった」と後悔しないために、ぜひ最後までお付き合いください。

  • ジャンゴなどで実際に報告されている具体的な故障事例と原因
  • 部品供給の現状や修理にかかる費用と期間の目安
  • 国産車とは異なるオイル交換頻度などの維持管理のポイント
  • ライバルであるベスパとの比較やリセールバリューの真実
目次

プジョーのバイクは壊れやすい?故障の実態と原因

イメージ画像:当サイトにて作成

「デザインは最高だけど、やっぱり外車だからすぐ壊れるのかな…」という懸念は、購入を検討する上で最大のハードルですよね。ここでは、漠然とした不安を解消するために、実際にオーナーさんや現場の整備士さんの間で話題になることが多いトラブルの傾向について、技術的な背景も含めて包み隠さず解説していきます。

ジャンゴで頻発する故障事例とエンジンの異音トラブル

スクーターのエンジン駆動系から異音が発生し、クランクケースのカバーを開けて点検するメカニックの手元。

イメージ画像:当サイトにて作成

プジョーのネオレトロスクーターとして絶大な人気を誇る「ジャンゴ(Django)」シリーズですが、オーナーの間で最も警戒されているのが、駆動系(エンジンの動力をタイヤに伝える部分)周辺からの異音トラブルです。

具体的には、エンジンの左側(クランクケース付近)から、アイドリング時や走行中に「ガラガラ」「ガタガタ」という、明らかに正常ではない金属同士がぶつかり合うような激しい打撃音が発生する事例が報告されています。

この原因の多くは、ドライブフェイス(スタータープーリー)をクランクシャフトに固定しているセンターナットの緩み、あるいはドライブフェイス自体のフィン(羽)の破損によるものです。

なぜこのようなことが起きるのでしょうか。一つの要因として、単気筒エンジン特有の強い振動と、部品の公差(製造上の寸法のばらつき)や組み付け時のトルク管理の問題が複合的に絡んでいると考えられます。国産スクーターであれば、この部分が緩むことは稀ですが、ジャンゴにおいては「またこの症状か」と販売店レベルでも認識されることがあるほど、一定の発生頻度がある「持病」のようなものと言えます。

最も恐ろしいのは、「なんか音がするけど走れるからいいや」と放置して乗り続けてしまうことです。緩んだプーリーが暴れ続けると、エンジンの心臓部であるクランクシャフトのスプライン(ギザギザの溝)を削り取ってしまいます。

こうなると、部品交換だけでは修理できず、エンジンを車体から降ろして全分解し、クランクシャフトごと交換するという大手術が必要になります。修理費用は工賃を含めて10万円コース、最悪の場合はエンジン載せ替えや廃車という悲劇的な結末を迎えることさえあります。

また、これ以外にも細かい品質のばらつきは見られます。例えば、フロントカウルの中に隠れているメインハーネスのコネクタ(カプラー)のロックが甘く、走行振動で抜けかけてしまい、突然スピードメーターが動かなくなったり、液晶表示が消えたりといった電装系のトラブルも散見されます。

これらは「当たり外れ」と言われてしまう部分ですが、納車直後の初期不良出しで解決することも多いので、過度に恐れる必要はありません。

異音発生時の鉄則 もし走行中に「ガラガラ」という異音が聞こえたら、その場でただちにエンジンを停止し、絶対に再始動しないでください。自走で店に行こうとせず、迷わずロードサービス(レッカー)を呼ぶことが、結果的に修理費を安く抑えるための最善策です。

エンジンがかからない時の原因と電装系の弱点

朝、セルが回らずエンジンがかからないプジョースクーターの前で困っている日本人サラリーマン。

イメージ画像:当サイトにて作成

「朝、会社に行こうとしてキーを回したのに、エンジンがかからない!」これは、プジョーオーナーに限らず、バイク乗りが最も焦る瞬間のひとつです。しかし、プジョー車においては、このトラブルの原因が少々特殊な場合があります。

まず、エンジンがかからない症状は大きく2つに分けられます。「キュルキュル」とセルモーターが回るのにかからない場合と、「カチッ」と言うだけで(あるいは無音で)セル自体が回らない場合です。

プジョー車で意外と多いのが、後者の「セルが回らない」ケースです。バッテリーが元気で、ライトやホーンも正常に作動するのにセルが回らない場合、スターターシステムそのものの不具合が疑われます。具体的には以下の3点が弱点となりやすい箇所です。

疑うべき箇所症状の特徴簡易チェック方法
スターターボタンスイッチボタン内部の接点不良や腐食ボタンを強く押し込んだり、少しグリグリ動かしながら押してみる
スターターリレーカチカチ音はするが通電しない素人診断は困難。部品交換が必要
ブレーキスイッチブレーキを握っても検知していないブレーキを握った時にテールランプが点灯しているか確認する

特に、日本の多湿な環境は、欧州仕様の電装部品にとっては過酷です。スイッチ内部の接点が酸化して接触不良を起こしたり、リレーが固着したりすることは珍しくありません。国産車なら10年以上メンテナンスフリーでいけるような部品が、数年で寿命を迎えることがあるのです。

もちろん、単純なバッテリー上がりも主要な原因です。JAF(日本自動車連盟)が公表しているロードサービスの出動理由データ(2024年度)を見ても、二輪車のトラブル第1位は圧倒的に「過放電バッテリー」であり、全体の30%以上を占めています(出典:JAF『よくあるロードサービス出動理由』)。これはプジョーだからというよりは、現代のバイク全体の宿命とも言えますが、特に発電能力やバッテリー容量に余裕が少ない輸入スクーターでは、よりシビアに管理する必要があります。

もしセルが回らない時は、まず落ち着いて「キルスイッチがOFFになっていないか」「サイドスタンドが出ていないか」「ブレーキをしっかり奥まで握っているか」という基本を確認しましょう。それでもダメなら、無理に何度もボタンを押さず、ショップに相談するのが賢明です。

部品の供給は遅い?修理パーツの入手難易度

整備工場でパソコンの部品在庫を確認している日本のメカニックと棚に並ぶ輸入車の補修パーツ。

イメージ画像:当サイトにて作成

輸入車を購入する際、誰もが一番気にするのが「部品はちゃんと手に入るのか?」「修理に何ヶ月も待たされるのではないか?」という点でしょう。この「部品供給問題」こそが、輸入車ライフの快適さを左右する最大の要因です。

結論から申し上げますと、状況は以前よりも劇的に改善されていますが、依然として国産車並みとはいきません。

かつてプジョーの代理店が変わる過渡期には、「バイクを売るだけで、修理部品の在庫を全く持っていない」という厳しい時期もありました。しかし、2020年に「aidea株式会社」が正規輸入総代理店となってからは、神奈川や大阪に大規模な物流拠点とサービスセンターが整備され、消耗品や頻繁に出る補修パーツについては国内在庫を持つ体制が整えられました。

オイルフィルターやブレーキパッド、ベルトといった定期交換部品であれば、国産車と変わらないスピード(2〜3日)でショップに届くことが多くなっています。

しかし、注意が必要なのは「国内在庫がない部品」が必要になった場合です。転倒して割ってしまった外装カウルや、めったに壊れないような内部のギアなどがこれに該当します。国内在庫が欠品していると、フランス本国(あるいは生産拠点である中国やベトナムの工場)への発注となり、手元に届くまでに早くて1ヶ月、運が悪ければ3ヶ月以上かかることも稀ではありません。その間、バイクはショップに入院したまま乗れないという状況になります。

また、部品の価格についても覚悟が必要です。

  • バックミラー(片側): 約9,000円〜(国産なら3,000円程度)
  • フロントフェンダー: 約28,000円〜(国産なら8,000円程度)
  • アルミホイール: 約30,000円〜

このように、全体的に国産スクーターの部品価格の2〜3倍というイメージを持っておくのが正解です。最近では「eBay」や海外の通販サイトを使って個人輸入を試みる方もいますが、送料や関税を含めると結局高額になったり、年式による微妙な仕様違いで装着できないパーツが届いたりといったトラブルも多発しているため、初心者が安易に手を出すのはおすすめできません。

維持費は高い?オイル交換頻度と整備コスト

高温で劣化した古いエンジンオイルがドレンボルトから勢いよく排出されている様子

イメージ画像:当サイトにて作成

「スクーターなんて、ガソリンを入れて走ればいいんでしょ?」と考えていると、プジョー車の維持費は想定外に高くつくかもしれません。なぜなら、プジョーのスクーターは「メンテナンスフリー」を前提とした日本の白物家電のようなバイクとは、設計思想が根本的に異なるからです。

最も重要なのがエンジンオイルの管理です。プジョーの主力モデルの多くは空冷エンジンを採用しています。空冷エンジンは、水冷エンジンに比べて冷却効率が低く、特に日本の夏場の渋滞や、信号待ちでのストップ&ゴーが続く環境では、油温が急激に上昇します。高温にさらされたオイルは急速に酸化・劣化し、潤滑性能を失います。

本国の取扱説明書には「5,000kmごと」や「10,000kmごと」といった長期間の交換サイクルが記載されていることがありますが、これを日本で真に受けてはいけません。日本の正規ディーラーや経験豊富なメカニックは、口を揃えて「半年または3,000km(遅くとも5,000km)の早い方」での交換を強く推奨しています。オイル容量が1リットル前後と少ないため、劣化の影響がダイレクトにエンジン内部の摩耗に繋がるからです。

また、駆動系の消耗品である「ドライブベルト」や「ウエイトローラー」の交換時期も早めです。国産スクーター(例えばアドレスやPCX)であれば2万キロ〜3万キロまで無交換で走れることも多いですが、ジャンゴの場合は15,000km〜17,000kmあたりで最高速が落ちたり、加速が鈍ったりという劣化のサインが出始めます。ここでケチって交換を先延ばしにすると、走行中にベルトが切れて立ち往生するという最悪の事態を招きます。

維持費を抑えるための逆説 「まだ走れるから交換しない」のが節約ではありません。壊れる前に交換する「予防整備」こそが、結果的にレッカー代や高額な修理費を回避し、トータルの維持費を安く抑える唯一の方法です。オイル交換1回3,000円を惜しんで、10万円のエンジン修理になることだけは避けましょう。

買って後悔する前に知るべきオーナーの評判

プジョー公式

憧れのバイクを手に入れたはずなのに、「こんなはずじゃなかった」と後悔してしまう。そんな悲しい結末を迎えないために、実際にオーナーたちが直面している「想定外のストレス」についても触れておきましょう。

特に、スポーティーな走りが魅力の「スピードファイト(Speedfight)」シリーズ、中でも一部のモデルについては、特有の熱問題を指摘する声があります。具体的には、夏場の走行中、エンジンが十分に温まった状態で信号待ちをしていると、突然エンストし、その後15分〜30分ほどエンジンを冷まさないと再始動できなくなるという症状です。

これは「パーコレーション(燃料配管内でガソリンが沸騰・気化してしまい、燃料が送れなくなる現象)」や、イグニッションコイル等の電装部品が熱を持って機能停止する「熱ダレ」が原因と推測されます。水冷モデルであっても、カウルに覆われたコンパクトな車体は熱がこもりやすく、日本の猛暑には適応しきれない場合があるのです。

また、中古市場で安く売られている古いキャブレターモデルにも注意が必要です。オートチョーク(始動時に燃料を濃くする機構)が壊れやすく、冬場にエンジンがかからなくなったり、逆に温まってもアイドリングが安定しなくなったりします。しかも、純正のキャブレターリペアキットが入手困難になっており、修理するには他車種の部品を流用する知識や、海外から部品を探し出す執念が必要になることもあります。

厳しいことを言うようですが、プジョーのバイクを「単なる便利な移動手段」として見ていると、こうしたトラブルはただのストレスでしかありません。しかし、「手のかかる子ほど可愛い」と思える余裕や、そのデザインや乗り味といった「情緒的な価値」に重きを置けるオーナーにとっては、これらの欠点は些細な問題として許容できる範囲のものでもあります。

壊れやすいプジョーのバイクと賢く付き合う対策

イメージ画像:当サイトにて作成

ここまで、あえて厳しい現実やネガティブな情報をお伝えしてきました。しかし、それでもなお、街でプジョーを見かけると「やっぱりカッコいいな」と目で追ってしまう魅力があるのも事実です。ここからは、そんな魅力的なプジョーと長く、楽しく付き合っていくための具体的な対策と心構えをお伝えします。

安心できる正規ディーラー選びと保証の重要性

もしあなたがメカニック並みの知識と工具を持っていないのであれば、プジョーのバイクを購入する方法は「正規ディーラーでの新車購入」一択であると断言しても過言ではありません。

現在の輸入元であるaidea社は、正規輸入車に対して「2年間のメーカー保証(距離無制限)」を付帯しています。先ほど触れたような「プーリーの異音」や「メーターの故障」、「センサー類の不具合」といったトラブルが万が一発生しても、保証期間内であれば無償で修理を受けることができます。部品代が高額な輸入車において、この保証は金銭的なリスクヘッジとして最強の武器となります。

また、ディーラー選びも重要です。プジョーの最新モデルは、燃料噴射やABSなどの制御に電子システムが多用されており、不具合の診断には専用の故障診断機(テスター)が必要になるケースが増えています。街の一般的なバイク屋さんや量販店では、この診断機を持っていないため、「ウチでは見られません」と修理を断られてしまうリスクがあります。

「家から近いから」という理由だけで購入店を選ぶのではなく、「プジョーの整備実績が豊富か」「専用テスターを完備しているか」「メカニックが輸入車の特性を理解しているか」を確認し、信頼できる「主治医」を見つけることが、安心なプジョーライフの第一歩です。

ベスパと比較してわかる耐久性とボディの違い

ベスパと比較してわかる耐久性とボディの違い

イメージ画像:当サイトにて作成

プジョーのジャンゴを検討する際、必ずと言っていいほど比較対象になるのが、イタリアの至宝「ベスパ(Vespa)」のプリマベーラやスプリントです。どちらも素晴らしいネオレトロスクーターですが、その中身は全くの別物です。

決定的な違いは、車体の基本構造である「ボディの素材」にあります。

  • プジョー(ジャンゴ): 鉄パイプのフレームに、プラスチック(樹脂)製の外装カバーを被せた構造。
  • ベスパ(プリマベーラ等): 航空機の技術を応用した、ボディそのものが鉄でできている「スチールモノコック」構造。

耐久性や「モノとしての質感」に関しては、正直なところ鉄ボディのベスパに軍配が上がります。鉄は劣化しにくく、何十年経っても磨けば輝きを取り戻すからです。一方、ジャンゴの樹脂ボディは軽量で、カウルの着せ替えによるカラーチェンジが容易というメリットがありますが、長期間の紫外線で劣化したり、転倒時に割れてしまったりします。

しかし、走行性能に目を向けると評価は変わります。ジャンゴはベスパに比べてホイールベース(前輪と後輪の間隔)が長く設計されており、さらに重心が低いため、直進安定性が非常に高いという特徴があります。

街中でのキビキビ感はベスパが得意ですが、バイパスや郊外の道をゆったりとクルージングするような場面では、ジャンゴの方が「大きめのバイクに乗っている」ようなドッシリとした安心感を感じられるはずです。また、シート下の収納スペースの広さや、ドリンクホルダー等のユーティリティ面でも、後発であるジャンゴの方が使い勝手が良く設計されています。

中古市場での価格相場とリセールバリューの真実

バイクを購入する際、「飽きたら高く売れるかな?」とリセールバリュー(再販価値)を気にする方は多いと思います。しかし、ここでも厳しい現実をお伝えしなければなりません。リセールバリューを期待してプジョーを買うのはおすすめしません。

ベスパの場合、そのブランド力と鉄ボディの耐久性、そして世界的なマニアの存在により、中古市場でも価格が落ちにくく、限定モデルなどは購入価格を上回るプレミアが付くことさえあります。

対してプジョーは、一般的な「輸入スクーター」としての扱いになります。新車時は人気があっても、年数が経過し、走行距離が増えるにつれて、買取価格は国産スクーターと同様か、部品の入手難易度などを理由にそれ以下の評価になることもあります。

したがって、プジョーを購入する際は、「資産として持つ」のではなく、「この美しいデザインと過ごす時間への投資」として割り切る姿勢が必要です。「売る時に安く買い叩かれた」と嘆くのではなく、「これだけ楽しませてくれたんだから」と思えるくらいに使い倒すのが、精神的にも最も健全な楽しみ方だと言えるでしょう。

冬場のバッテリー上がり対策と始動のコツ

最後に、これからの季節に役立つ、プジョーオーナー必須のテクニックをお伝えします。それは冬場の始動方法です。

日本の冬は、欧州車にとって苦手な環境です。低温でバッテリーの中の化学反応が鈍り、同時にエンジンオイルが水あめのように硬くなるため、セルモーターにかかる負荷が倍増します。

この状態で、エンジンがかからないからといって「キュルキュルキュル…」と10秒も20秒もセルを回し続けるのは自殺行為です。バッテリーを一瞬で使い果たすだけでなく、セルモーターを焼き付かせる原因になります。

冬の始動テクニック:5秒ルール セルボタンを押すのは「1回あたり最大5秒まで」と決めてください。もし5秒回してエンジンがかからなければ、一度手を離し、「最低30秒〜1分間」休ませます。 この休憩時間の間に、バッテリー内部の化学反応が少し回復します。これを3〜4回繰り返してもダメな場合は、無理せず充電するか、ロードサービスを呼びましょう。

また、自宅にコンセントがある環境であれば、「オプティメート」などのトリクル充電器(繋ぎっぱなしでOKな維持充電器)を使用することをおすすめします。乗らない間も常にバッテリーを最適な状態に保ってくれるため、週末ライダーにとっては最強のアイテムです。

コンセントがない場合でも、モバイルバッテリー型のジャンプスターターをメットインに入れておけば、出先でのバッテリー上がりにも涼しい顔で対応できます。

プジョーのバイクは壊れやすいという噂の結論

長くなりましたが、結論をまとめます。「プジョーのバイクは壊れやすいか?」という問いに対する答えは、「国産車のような完全無欠な優等生ではないが、愛情と知識があれば十分に付き合えるパートナーである」となります。

確かに、初期不良や電装系の弱さ、部品供給の遅さといった課題は存在します。何も知らずに「国産車と同じ感覚」で乗ると、痛い目を見ることもあるでしょう。しかし、それらのトラブルの多くは致命的なものではなく、予防整備や早期発見でコントロール可能なものです。

何より、プジョーにはスペックや信頼性の数値を越えた、感性に訴えかける魅力があります。信号待ちでショーウィンドウに映る自分の姿を見た時の高揚感、独特のふんわりとした乗り心地、そして「人とは違う選択をした」という所有欲の充足。これらは、壊れにくいだけの道具では決して得られない体験です。

「壊れない道具」が欲しいなら、迷わず国産スクーターを選んでください。でも、もしあなたが日常に彩りを添える「愛すべき相棒」を探しているのなら、プジョーは多少の手間をかけてでも乗る価値のある、素晴らしい選択肢になるはずです。

ぜひ、信頼できるディーラーさんを見つけて、あなただけの素敵なプジョーライフを始めてみてくださいね。

※本記事の情報は一般的な傾向や事例に基づくものであり、全ての車両に当てはまるわけではありません。購入や整備の最終的な判断は、正規ディーラーや専門家にご相談ください。

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