ST250はシンプルなデザインと扱いやすさが特徴のバイクですが、「ST250は壊れやすい」との声を耳にすることもあります。
特に、中古車を検討している方は、どのような故障リスクがあるのか気になるのではないでしょうか。
実際に壊れやすい箇所や、ST250特有の持病があるのか、そして購入時の注意点などについて詳しく解説していきます。
また、ST250の不人気な理由やライバル車との比較、燃費性能や最高速・加速性能などの走行性能についてもご紹介します。
Eタイプとの違いやデザインに関する評価も検証し、ST250の魅力や弱点を総合的に解説しますので、購入を検討している方や、長く乗り続けたい方はぜひ参考にしてみてください。

この記事では以下のことがわかります。
- ST250の壊れやすい箇所と対策方法
- ST250特有の持病や発生しやすいトラブル
- 中古車を選ぶ際の注意点とチェックポイント
- ST250の性能やライバル車との比較
ST250って壊れやすい?実際の評判と注意点


- 壊れやすい箇所はどこ?対策も解説
- ST250特有の持病はあるの?
- 中古車を選ぶときの注意点
- ST250が好きな人はどんな人?
- ST250の不人気な理由とは?
壊れやすい箇所はどこ?対策も解説


イメージ画像:当サイトにて作成
ST250はシンプルな構造で耐久性が高いと言われるバイクですが、経年劣化やメンテナンス不足によってトラブルが発生しやすい部分もあります。



特に気をつけたいのは以下のポイントです。
サビに注意
まず、エキゾーストパイプのサビ。
ST250は空冷単気筒エンジンを採用しているため、排気管が熱くなりやすく、雨や湿気の影響でサビが進行しやすいです。
こまめに拭き取るだけでなく、耐熱ワックスなどを使ってサビ対策をすると良いでしょう。
バッテリーなどの電装系に注意
次に、電装系のトラブル。
特にバッテリーの消耗が早いという声が多く、定期的な充電や交換が必要です。
また、配線の劣化でウインカーやヘッドライトが点かなくなることもあるため、異変を感じたら早めにチェックするのが大切です。
チェーンなどに注意
また、チェーンとスプロケットの摩耗も気をつけたいポイント。
特に中古車では交換時期が過ぎているケースも多いので、試乗時に異音がしないか確認しましょう。
日頃から注油と調整をすることで、長持ちさせることができます。
燃料系統にも注意
最後に、キャブレター(インジェクター)の詰まりも注意が必要です。
長期間乗らずに放置すると、燃料が劣化してエンジンがかかりにくくなることがあります。
定期的にエンジンをかけることや、フューエル添加剤を活用することで防ぐことができます。



これらの箇所に気を配ることで、ST250を長く快適に乗ることができます。
日頃のメンテナンスをしっかり行い、トラブルを未然に防ぎましょう。
ST250特有の持病はあるの?


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ST250は基本的にシンプルな構造で信頼性の高いバイクですが、長く乗るうちに発生しやすいトラブル、いわゆる「持病」と言われる症状もいくつかあります。



その一つが、エンジンのオイル漏れです。
ST250のエンジンはガスケット部分が劣化しやすく、オイル滲みが起こることがあります。
特に、ヘッドカバー周辺からの漏れが見られることが多いです。
早めにパーツ交換をすれば大きな問題にはなりませんが、放置するとエンジンに悪影響を及ぼすこともあります。



次に、始動性の悪化。
ST250はキャブレター仕様のモデルと、インジェクション仕様のEタイプがありますが、特にキャブレターモデルは長期間放置すると燃料が固まり、エンジンがかかりにくくなることがあります。
乗らない期間が長い場合は、燃料コックをオフにする、もしくはフューエル添加剤を使うことで予防できます。



また、クラッチの滑りやすさも指摘されることがあります。
ST250のクラッチは比較的軽く作られているため、長く乗っていると摩耗が進み、滑りやすくなることがあります。
クラッチの切れが悪くなったり、加速がスムーズにいかなくなったりしたら、早めに点検・交換を考えましょう。
これらの持病は、定期的な点検と適切なメンテナンスを行うことで、ある程度防ぐことができます。
ST250に乗るなら、こうした特性を理解し、早めの対応を心がけることが大切です。
中古車を選ぶときの注意点


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ST250の中古車を選ぶ際には、年式や走行距離だけでなく、細かい部分の状態もしっかり確認することが重要です。
まず、エンジンの状態を確認しましょう。
ST250は耐久性の高いエンジンを搭載していますが、メンテナンスが不十分だと不調を起こすことがあります。
エンジンをかけたときに異音がしないか、アイドリングが安定しているかをチェックしましょう。
次に、足回りの状態も重要です。
特にフロントフォークのオイル漏れや、リアサスペンションのヘタリは見落としがちですが、乗り心地や走行性能に大きく影響します。
試乗できるなら、ブレーキの効き具合やハンドリングの違和感がないかも確かめましょう。
また、フレームのサビや傷も要チェックポイント。
特にエキゾーストパイプ周辺やステップ付近はサビが発生しやすいため、腐食が進んでいないか確認してください。
サビがひどい場合は、修復が難しいこともあるので注意が必要です。
さらに、前オーナーの管理状況を知ることも大切です。
オイル交換の記録が残っているか、カスタムされている場合は純正パーツがあるかなどを確認しましょう。
カスタム車両は手が加えられている分、トラブルの原因になることもあるため、しっかりチェックすることが大切です。
最後に、販売店の信頼性も確認しておきましょう。
個人売買は価格が安い反面、保証がないためリスクが高いです。
できるだけ専門のバイクショップで、整備履歴がしっかりしている車両を選ぶのがおすすめです。
ST250が好きな人はどんな人?


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ST250はシンプルでクラシカルなデザインのバイクです。そのため、このバイクに魅力を感じる人には、特定のタイプが多い傾向があります。



まず、シンプルなデザインが好きな人。
ST250は装飾が少なく、無駄のないクラシカルなスタイルが特徴です。
最近の派手なスポーツバイクとは違い、昔ながらのバイクらしさが残っています。
そのため、レトロな雰囲気やミニマルなデザインを好む人にぴったりです。



次に、のんびりとバイクを楽しみたい人。
ST250は、爆発的な加速や最高速を求めるバイクではありません。
その代わり、低速でもトコトコと気持ちよく走ることができます。
のんびりと景色を楽しみながら走るのが好きな人には相性抜群です。



また、燃費の良さを重視する人にも向いています。
ST250は単気筒エンジンのおかげで燃費が良く、長距離ツーリングでもお財布にやさしいバイクです。
頻繁に給油するのが面倒な人や、維持費を抑えたい人にはうれしいポイントでしょう。



そして、カスタムを楽しみたい人にも人気があります。
ST250はシンプルな構造なので、カスタムがしやすいバイクです。
特に、ボバースタイルやカフェレーサー風にカスタムする人が多く、自分だけの一台を作る楽しみがあります。



最後に、初心者やリターンライダーにもおすすめです。
ST250は軽量で取り回しがしやすく、扱いやすいバイクです。
バイクに乗り慣れていない人や、久しぶりにバイクに乗る人でも安心して運転できます。
このように、ST250が好きな人は、速さや派手さよりも
- 「のんびり」
- 「シンプル」
- 「経済的」
といったポイントを重視する人が多いです。



自分のバイクライフに合うかどうか、ぜひ考えてみてください。
ST250の不人気な理由とは?


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ST250はシンプルで扱いやすいバイクですが、残念ながら「不人気」と言われることもあります。



その理由を見ていきましょう。
まず、見た目が地味と感じる人が多いことが挙げられます。
ST250のデザインはクラシカルでシンプルですが、それを「ダサい」と感じる人もいます。
特に、若いライダーの中には、もっとスポーティーで近未来的なデザインを求める人も多いため、ST250のデザインは好みが分かれるところです。
次に、走行性能が控えめなことも影響しています。
ST250は単気筒エンジンを搭載しており、加速力や最高速は控えめです。
街乗りやツーリングには十分な性能ですが、パワフルな走りを求める人には物足りなく感じるかもしれません。
特に高速道路では、風の抵抗を受けやすく、巡航速度を維持するのが少し大変になることがあります。
また、ライバル車の影響もあります。
同じクラシック系バイクの中には、よりブランド力のあるバイクや、カスタムパーツが豊富な車種もあります。
例えば、ヤマハのSR400は伝統のある車種で人気が高く、カスタムの自由度も高いため、ST250よりも選ばれやすい傾向があります。
さらに、生産終了してしまったことも影響しています。
ST250は2017年に生産が終了しており、新車で購入することができません。
中古市場にはまだ流通していますが、バイクショップでも扱いが少なくなり、選択肢が限られてきています。
そのため、新しいバイクを探している人にはあまり注目されにくいのです。
最後に、知名度があまり高くないことも関係しています。
ST250はスズキのバイクですが、同社の中でも「ジクサー」や「隼」のような有名車種と比べると、あまり話題に上がりません。
バイクに詳しくない人は、そもそもST250の存在を知らないことも多く、選ばれる機会が少なくなってしまいます。
このように、ST250の不人気な理由は
- 「デザインの好み」
- 「パワーの控えめさ」
- 「ライバル車の存在」
- 「生産終了」
- 「知名度の低さ」
などが影響しています。
しかし、その分、中古市場では比較的安く手に入るため、コストを抑えて気軽にバイクを楽しみたい人には狙い目の一台とも言えます。
ST250は壊れやすいと言われるが実際の性能は?


バイクブロスより引用
- 最高速と加速性能はどのくらい?
- 燃費性能と航続距離の評価
- Eタイプとの違いは何か?
- ST250のライバル車は?比較してみる
- ダサいとの評価は本当なのか?デザインを検証
最高速と加速性能はどのくらい?
ST250は、街乗りやツーリングを想定したシンプルなバイクですが、最高速や加速性能がどの程度なのか気になる人も多いでしょう。
最高速はどれくらい?
まず、最高速についてですが、ST250の実測最高速度はおおよそ120~130km/h程度と言われています。
ただし、道路状況やライダーの体重、風の影響などによって変動します。
高速道路を巡航することは可能ですが、100km/hを超えるとエンジンの回転数が高くなり、振動や騒音が増えるため、長時間の高速走行は少し疲れるかもしれません。
加速性能
次に、加速性能についてですが、ST250は単気筒エンジン(シングルエンジン)を搭載しており、トルクが低速からしっかり出るため、発進時や街乗りでは扱いやすいです。
ただし、排気量が250ccの単気筒なので、爆発的な加速力は期待できません。
ゼロ発進からの加速はスムーズですが、60km/hを超えたあたりから加速感がゆるやかになります。
そのため、スポーツタイプのバイクと比べると加速はゆったりとした印象です。
ST250は「速さ」を求めるバイクではなく、「落ち着いた走り」を楽しむバイクです。
街乗りやツーリングでのんびり走るにはちょうどいいですが、高速道路や峠道でガンガン攻めたい人には物足りなく感じるかもしれません。
燃費性能と航続距離の評価


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ST250は、250ccクラスのバイクの中でも燃費が良いことで知られています。
これは、シンプルな構造の単気筒エンジンを採用しているためです。
まず、燃費性能についてですが、ST250の実燃費はおおよそ30~40km/L程度と言われています。
走り方や道路状況によって多少変わりますが、エコな運転をすれば40km/Lを超えることも可能です。
市街地では30km/L前後、高速道路や一定速度で巡航できる場面では35~40km/Lに達することが多いようです。
次に、航続距離についてですが、ST250のガソリンタンク容量は12Lです。
この燃費をもとに計算すると、一回の満タン給油で約360~480kmほど走行可能ということになります。
これは、250ccクラスのバイクの中でもかなり優秀な数字です。
長距離ツーリングでも給油回数が少なくて済むため、ガソリン代を抑えながら快適に走ることができます。
ST250は「燃費の良さ」と「航続距離の長さ」を活かして、のんびりツーリングを楽しむのに適したバイクと言えるでしょう。



頻繁に給油するのが面倒な人や、経済的にバイクを楽しみたい人には大きなメリットとなります。
Eタイプとの違いは何か?


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ST250には、通常モデルと「Eタイプ」の2種類があります。



見た目は似ていますが、細かい部分に違いがあるのでチェックしておきましょう。
違い①:フューエルインジェクション
まず、一番大きな違いはフューエルインジェクション(FI)の有無です。
通常のST250はキャブレター方式ですが、Eタイプは燃料供給にFIを採用しています。
FIのメリットは、エンジンの始動性が良くなり、燃費も向上しやすい点です。
寒い時期でもエンジンがかかりやすく、チョーク操作が不要なのも便利なポイントです。
違い②:外観
次に、外観の違いですが、Eタイプにはクラシックな雰囲気を強調するために「メッキパーツ」が多く使われています。
例えば、エキゾーストパイプや前後フェンダーにメッキが施されており、高級感があるデザインになっています。
一方、通常のST250はシンプルでスッキリした見た目のため、よりミニマルなデザインを好む人には通常モデルのほうが合うかもしれません。
違い④:シートデザイン
さらに、シートのデザインも異なります。
Eタイプはよりクラシカルな雰囲気を出すために、タックロール仕様のシートになっています。
見た目だけでなく、クッション性が向上しており、長時間のツーリングでも快適に乗れるという利点があります。
どちらがおススメ?
総合的に見ると、
- 「クラシックなデザインが好き」
- 「寒い時期でも快適にエンジンをかけたい」
- 「より快適な乗り心地を求める」
といった人に向いています。
一方、
- 「シンプルで飾り気のないデザインが好き」
- 「キャブレター仕様のバイクが好き」
といった人におすすめです。



どちらを選ぶかは、見た目や使用環境の好みによって決めると良いでしょう。
ST250のライバル車は?比較してみる


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ST250はクラシックなデザインと扱いやすい性能を持つバイクですが、同じジャンルのライバル車にはどんなモデルがあるのでしょうか?



ここでは、ST250と比較されることが多いバイクを紹介します。
ヤマハSR400
まず、ヤマハ SR400です。
SR400はST250と同じ単気筒エンジンを搭載し、レトロなデザインが魅力のバイクです。
ただし、ST250より排気量が大きく、キックスタートのみという特徴があります。
SR400のほうが高級感があり、カスタムベースとしても人気が高いですが、価格はST250よりも高めです。


ホンダGB350
次に、ホンダGB350。
GB350はST250よりも後発のモデルですが、クラシックな見た目と扱いやすい走行性能が魅力です。
ST250よりもトルクがあり、街乗りでも余裕のある走りができます。
また、電子制御が充実しているため、初心者でも安心して乗れる設計になっています。
ただし、ST250と比べると重量がやや重く、軽快さでは劣る部分もあります。




カワサキ エストレヤ
もう一つ、カワサキ エストレヤもライバルといえるバイクです。
エストレヤはST250と同じ250ccクラスのクラシックバイクで、レトロな雰囲気を重視したデザインが特徴です。
ST250と比べるとよりクラシカルなデザインが際立ちますが、価格やパーツの入手しやすさなどではST250のほうが優れています。


このように、ST250のライバル車にはそれぞれ個性的なモデルが存在します。
どのバイクを選ぶかは、デザインや走行性能、価格などのバランスを考えながら、自分のスタイルに合ったものを選ぶのが良いでしょう。
ダサいとの評価は本当なのか?デザインを検証
ST250に対して「ダサい」との評価があるのは事実ですが、それはデザインの好みによる部分が大きいです。
実際のところ、ST250のデザインはシンプルでクラシックな魅力を持っています。
まず、シンプルなスタイルが物足りなく見えるという意見があります。
ST250は無駄な装飾がほとんどなく、スリムな車体と丸目のヘッドライトが特徴的です。
このシンプルさが「地味」「ダサい」と感じる人もいるようですが、一方で「無駄がなく、飽きのこないデザイン」と評価する人も多いです。
次に、Eタイプのデザインはクラシックバイクとしての魅力があるという点もあります。
ST250のEタイプはメッキパーツが多く使われ、タックロールシートを採用することで、よりレトロな雰囲気を演出しています。
このため、ノーマルモデルよりもデザイン性が高く感じられ、「クラシックバイクらしい見た目が好き」という人には好評です。
また、カスタムによって印象が大きく変わるのもST250の特徴です。
純正の状態ではシンプルすぎると感じる人も、ハンドルやシート、マフラーなどを変更することで、カフェレーサー風やスクランブラー風にアレンジすることができます。
そのため、個性的なバイクにしたい人にとっては、ST250はカスタムのベースとして優秀な一台です。
結局のところ、ST250のデザインをどう感じるかは人それぞれです。
シンプルなデザインを「地味」ととらえるか、「洗練された無駄のないスタイル」ととらえるかによって評価が変わります。
カスタムの自由度も高いので、自分好みに仕上げる楽しみがあるバイクだと言えるでしょう。
ST250は壊れやすい?購入前に知っておくべきポイントを総括
- ST250はシンプルな構造だが、経年劣化によるトラブルが発生することがある
- エキゾーストパイプはサビやすく、定期的な手入れが必要
- 電装系トラブルが起こりやすく、特にバッテリーの消耗が早い
- チェーンとスプロケットの摩耗が進みやすく、定期的なメンテナンスが重要
- キャブレターモデルは長期間放置するとエンジンがかかりにくくなる
- エンジンのオイル漏れが発生することがあり、特にヘッドカバー周辺に多い
- クラッチが滑りやすくなり、交換時期を見極めることが大切
- ST250の最高速は120〜130km/hほどで、高速走行にはやや不向き
- 燃費は30〜40km/Lと優秀で、航続距離も長い
- 通常モデルとEタイプでデザインや燃料供給方式に違いがある
- ヤマハSR400やホンダGB350がライバル車として比較されることが多い
- シンプルなデザインが好まれる一方で「地味」と感じる人もいる
- 中古車購入時はエンジンの状態や足回りのチェックが重要
- カスタムしやすいバイクで、個性的なスタイルに仕上げられる
- 生産終了しており新車の入手が難しいが、中古市場では比較的安価に手に入る
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